本気で協働ロボ用ハンドの世界シェアトップへ/シュンク・ジャパン
開封から30分で使える
初心者向けに選択肢を限定
今後は日本発の先進的な事例を
会場では、シュンクの自社工場でのロボットの使い方も展示した。ハンド部品のバリ(加工時にできてしまう小さな突起)をそぎ落とす作業にロボットを使う。 協働ロボットが部品を把持し、バリ取り用の器具にこすりつける。従来は人手で作業していたが、バリ取り用器具が鋭利なため、指先にけがをする危険があった。そこで協働ロボットを導入し、前後工程は人手のまま、そぎ落とす作業のみを自動化した。 川村マネージャーは「すべてを自動化する必要はない。安全柵が不要で、人の近くで作業できる協働ロボットならではの使い方」と強調する。 日本法人の谷本社長は「今回の国際ロボット展全体を見ても、協働ロボットの提案が一気に増えた。今後の市場は間違いなく広がる。今回は海外での事例をブースで紹介したが、日本でも先進的な事例を生み出したい」と意気込む。
(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)