2019.08.28
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複数のセンサーをカメラ1台に置き換える! 協働ロボのシステム構成を簡単に/キヤノン、ユニバーサルロボット

協働ロボと合わせてシステム構築を簡単に

 ビジョンエディション-UとUR製ロボットを組み合わせると、何ができるのか。会場では、ロボットによる工作機械への被加工材の付け替えと検査を再現した。  このシステムでは、カメラと画像処理技術により①工作機械に設置する前の被加工材の位置の検出②工作機械の稼働状況を示す制御盤の画面から加工終了を認識③加工後の製品の検査――の3つを担う。画像処理して状況を判断し、ロボットシステムに伝達。その状況にひもづいたプログラムで、ロボットが動作する。

 一般的に同様のシステムを構築するには、工作機械とロボットをネットワークでつなぎ、電気信号で連動させる。また、検査用の測定装置も要る。  会場で再現した方法では、カメラと画像処理技術を実装すれば済む。制御画面に表示されるデータを読めるため、ネットワークでつないで電気信号を送らなくても稼働状況が分かる。そのため、相当に古い設備でもそのまま使える。画像を解析することで測定装置なしで簡易的な検査もできる。  ビジョンエディション-UはUR+の認証製品であるため、設定の一部を省略できるなどさらにシステムの立ち上げがしやすい。

一般的な工作機械とロボットの組み合わせでは、複数の連携やセンサーが要る
ビジョンエディション-Uと連動したロボットと工作機械を組み合わせるとカメラ1台で済む
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