[ロボットが活躍する現場vol.5]一品物の生産でもロボットは使える【前編】/ホーコス
把持ユニットの組み立て作業からロボットに
把持ユニットを円盤に取り付けるだけならそこまで難しくないが、ユニットの組み立てからロボットにさせることにこだわった。「産業用ロボットで利益を出せるようにするなら、ロボットでできる作業の範囲を広げ、複雑な仕事もこなせるようにしなければ」と池田取締役は言う。 ユニットの本体や爪、ばね、ピンなど、つかむ対象によってロボット先端のハンドを交換する必要があるため、交換用のハンドをロボットの近くに置いておき、作業の途中で交換できるようにした。
後編では、このシステムのさらなる詳細や、シンプルな構成で多様な機能を実現したポイントなどを紹介する。このプロジェクトを担当している20代の若手社員は「重力の活用がポイント」と語る。
――後編に続く (ロボットダイジェスト編集デスク 曽根)
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