海外協働ロボットや樹脂部品など出展【前編】/ジャパン・ロボット・ウィーク
SIerから正規代理店に/MEMOテクノス
DOBOTの正規代理店のMEMOテクノス(相模原市南区、渡辺将文社長)も、ジャパン・ロボット・ウィークに出展した。同社が展示したのは、5kg可搬の協働ロボット「CR5」を架台などと一緒にパッケージ化したシステム「Standard Cell(スタンダードセル)」。接触前に人や物の接近を検出できる安全機能「セーフスキン」機能付きで、ビジョンセンサーやグリッパーを搭載する。同社はシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)で、今年の6月に代理店になったばかり。 「中小企業の現場でも自動化のニーズは高いが、コストが合わない、スペースがないなどの問題があり、ロボット導入がまだまだ進んでいない。コストパフォーマンスの高いDOBOTの協働ロボットを使ったこのシステムなら、価格も手ごろで中小の現場にも導入しやすい」と渡辺将文社長は言う。
水平と垂直が連携/ホクショー
無人搬送車(AGV)では国内メーカーの出展もあり、ホクショー(金沢市、北村宜大社長)がパレットなどを搬送するAGV「HART(ハート)500」をアピールした。500kg可搬のAGVで、床面に貼った二次元バーコードを読み込ませて制御する。 同社は、工場や物流施設などで別の階に荷物を運ぶ垂直搬送システムで高いシェアを誇るメーカーだ。ハート500は20年に発売した製品で、水平搬送を担う同製品と、垂直搬送システムを組み合わせて提案する。「ハート500が垂直搬送システムに乗って自動で別の階に荷物を運ぶなど、垂直搬送と水平搬送の連携ができることが強み」と東京支店の営業担当者は語る。
――後編へ続く (ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)