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2025.05.22

航空貨物の自動デパレタイズシステムを開発/リモートロボティクス

 リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)は5月15日、川崎重工業、川重岐阜エンジニアリング(岐阜県各務原市、永森久幸社長)と共同で航空貨物の荷降ろしを自動化するデパレタイズシステムを開発したと発表した。
 川崎重工の8軸ロボットや川重岐阜エンジニアリングのエンジニアリングのノウハウ、リモートロボティクスの遠隔操作技術などを組み合わせた。

 国内陸路輸送用よりも大きい航空貨物用パレットに積まれた荷物を、人工知能機能付きの3Dビジョンセンサーで認識し、自動で荷降ろしする。荷物位置を自動判定しきれない場合は、遠隔操作で画像の撮影指示や、ロボットが把持すべき荷物位置の指定をする。

 2月には日本航空(JAL)やJALカーゴサービス(千葉県成⽥市、森本義規社長)の協力を得て成田空港内で実証実験を行い、デパレタイズが自動でできることを確認した。今後も引き続き、現場ニーズに合わせたシステムの開発を進める方針だ。

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