2021.10.22
★お気に入り登録

[特集MECT2021 vol.7] まだ間に合う、見逃せないロボット提案

ロボットでねじ穴検査

ロボットはニュービスタのロボット用ねじ検査ユニットを展示

 サンゲン(1C25)は、米国NewVista(ニュービスタ)の総代理店として同社のねじ穴検査ユニットをPRする。今回展では、位置ずれを吸収するフローティング機構などを備えたコンパクトな「ロボット専用ユニットRTU」を展示した。  「2年前のMECTでも展示したが、今回展ではツールチェンジにかかる時間を4~5秒から2秒に短縮できる新バージョンを初披露している」と特機開発部の土岡直樹部長は話す。

天つり用のアルミ架台を中部圏初披露

天つり用架台を展示したエヌアイシ・オートテック

 アルミ製架台メーカーのエヌアイシ・オートテック(1A11)は、天つり用のロボット架台を中部圏で初公開した。天つりでロボットを動かすと振動などが発生しやすいが、フレームや補強材の配置を研究することでこの課題を解消した。  「天つり用の架台があることを知ってもらえれば、ロボット導入を検討する際のアイデアの幅を広げられる」と営業部の川田博永AF営業グループ長は言う。

安全柵や柵用ドアなど訴求

アクセレントジャパンはXガードシリーズのパネルや各オプションを展示

 スウェーデンのアクセレントの日本法人アクセレントジャパン(1A03)は、ロボットや各種設備を囲う安全柵「X-Guard(エックスガード)」を展示した。スライドして開くドア「エックスガードドア」も展示。  「開口部の上部にフレームなどがないため、クレーンでつり上げた物も搬入できると好評」(代理店担当者)。

配膳ロボットが工場内物流にも

ネコ型の配膳ロボットに注目集まった三機ブース

 MECT2021に初出展した三機(1A18)は、今年7月から取り扱いを始めた中国のPUDU ROBOTICS(プードゥーロボティクス)の配膳ロボットを披露した。  自律走行型の搬送ロボットで、ネコの顔を模したタッチパネルが特徴的だ。FA営業部RB企画課の吉田勝彦課長は「エンターテインメント性が高く、本来は飲食店などでの配膳や案内に使うロボットだが、意外にも工場内物流のニーズが高いことが分かった」と手応えを語る。 MECT2021の特集の「vol.8」でも、引き続き会場内のロボット関連の展示を続々と紹介する。

(ロボットダイジェストMECT取材班)

特集MECT2021 関連記事:[特集MECT2021 vol.1]間もなく開幕! 2年ぶり大規模リアル展 関連記事:[特集MECT2021 vol.2]最新のロボット展示が目白押し 関連記事:[特集MECT2021 vol.3]MECTついに開幕 熱い4日間始まる 関連記事:[特集MECT2021 vol.4]工作機械とロボット、どう組み合わせる? 関連記事:[特集MECT2021 vol.5]自動化をもっと手軽に! 関連記事:[特集MECT2021 vol.6]ローディングだけじゃない 関連記事:[特集MECT2021 vol.7] まだ間に合う、見逃せないロボット提案 関連記事:[特集MECT2021 vol.8]自動化のポイントは各社各様

★お気に入り登録

BASIC KNOWLEDGE