
ロボットが盛り付けた総菜をテスト販売/TechMagic
調理ロボットベンチャーのTechMagic(テックマジック、東京都江東区、白木裕士社長)は自社開発の「惣菜盛り付けロボット」が盛り付けた総菜のテスト販売を実施し、6月14日に結果を公表した。
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調理ロボットベンチャーのTechMagic(テックマジック、東京都江東区、白木裕士社長)は自社開発の「惣菜盛り付けロボット」が盛り付けた総菜のテスト販売を実施し、6月14日に結果を公表した。
RTJ2022が初開催される愛知県はロボット産業を、自動車と航空宇宙に次ぐ「第3の柱」として大きく育てようとしている。2014年に「あいちロボット産業クラスター推進協議会」を設立し、500を超える企業や団体が参加。昨年には「ワールドロボットサミット(WRS)2020」と「ロボカップアジアパシフィック(RCAP)2021あいち」の2つのロボット国際大会を開催した。イノベーション創出と人材育成で飛躍を目指す大村秀章愛知県知事に、その取り組みを聞いた。
vol.1 愛知に根付く自動化展に
vol.2 世界に誇れるロボット産業拠点
vol.3 ①ファナック
vol.3 ②安川電機
vol.4 地元の雄とベンチャーは、何を見せる?/デンソーウェーブ、Mujin
vol.5 協業の結晶をリアルでPR/スターテクノ
産業用ロボット・自動化システムの展示会「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、以下RTJ)2022」が6月30日~7月2日の3日間、愛知県常滑市のアイチ・スカイ・エキスポ(愛知県国際展示場)で開かれる。サービスロボットやホビーロボットは出展対象から除外し、製造や物流の現場で使われるロボット・自動化システムに特化した展示会だ。主催はrobot digest(ロボットダイジェスト)を運営するニュースダイジェスト社。今年が初開催となる同展を、編集部が総力を挙げて紹介する。
ロボットダイジェストの記者が、読者に代わりショールームを訪問する連載企画「ショールーム探訪」。第7回は、HAI ROBOTICS JAPAN(ハイ・ロボティクス・ジャパン=HRJ、埼玉県三芳町、リュウ・コウ社長)の「HRJテクニカル・センター」を訪れた。外観は古風な物流倉庫の一角なのに、内部では最先端のハイテクで高レベルのソリューションを提示する――、いわゆる「ギャップ萌え」を誘うショールームだ。
「エアバスの歴史は、『世界初』に挑戦し続けた歴史――」とエアバス・ジャパンのステファン・ジヌー社長は言う。日本の航空会社での機体採用数を伸ばすことに加え、日本でのサプライチェーンの構築と強化も最重要課題として位置付ける。「次世代機を日本のサプライヤーと一緒に作りたい。開発の主要拠点の一つが日本と考えています」と力を込める。
「開発設計から製造まで大きな変化が起きている」とボーイングジャパンのウィル・シェイファー社長は語る。日本で長年かけて築いたサプライヤー網をその大きな変革に合わせて強化する必要があるとし、「一緒に課題解決に取り組んでくれるサプライヤーを必要としている」と強調する。その変化と課題とは?
食品機械の専門展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン、国際食品工業展)2022」が6月7日に開幕した。10日までの4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれている。食品業界では人手不足などの問題で、産業用ロボットの普及が急速に進む。従来は、食品を加工する専用機への材料投入や工程間を運ぶなどの用途が多かった。しかし、今回展では、単に運搬を担うだけではないロボットが次々に登場した。
ファースト・オートメーション(名古屋市西区、伊藤雅也社長)は、2020年9月創業のITベンチャー企業だ。システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)とロボットのエンドユーザーとの間で起こる仕様認識のずれやコミュニケーションエラーをなくし、ロボット導入を円滑に進める仕様管理サービスなどを提供する。ロボットシステム製作時の手戻りを減らしてSIerの業務負担を軽減し、ロボットの普及を後押しする狙いだ。
ダイヘンの六甲事業所には、アーク溶接に関するロボットを展示する「テクニカルセンター」とアーク溶接以外の分野のロボットを展示する「六甲ハンドリングデモルーム」がある。同社は溶接ロボット分野に強みがあるが、今後はロボットの総合メーカーを目指す。これらのショールームは、今後の指針を示す場所だ。