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特集・トピックス

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中国プードゥーと提携し清掃ロボットを販売、工場にも提案/HCI

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山浩司社長)は8月に、中国の自律走行型ロボット(AMR)メーカーのプードゥー・ロボティクスと提携し、業務用清掃ロボット「CC1」の販売を開始した。HCIも開発に協力し、ドライとウェットの切り替え機能や、給排水のできる充電スタンドなどを実装した。当初はホテルなどのフロア清掃を想定していたが、HCIの自社工場で問題なく使えたことから、工場向けの販売にも力を入れる。

工作機械用の協働ロボットセル、可搬質量など向上/ヤマザキマザック

大手工作機械メーカーのヤマザキマザックは10月18日、同社の工作機械向けの協働ロボットセル「Ez LOADER(イージーローダー)30」を発売した。工作機械に簡単に接続できるロボットシステムで、機械側の操作盤に新たにソフトウエアを組み込み、ロボットを運用するために必要な情報を機械の制御装置から取得できるようにした。

水平だけでなく垂直にも! 最先端の無人搬送ソリューション/VisionNav Robotics

グローバルにビジネスを展開する中国の搬送ロボットメーカーVisionNav Robotics(ビジョンナビロボティクス)は、日本市場への提案を強める。無人搬送フォークリフト(AGF)をはじめ無人搬送車(AGV)や自動けん引車なども活用し、搬送業務を自動化する。日本法人ビジョンナビロボティクスジャパン(東京都新宿区)の任娜(Kiki)ゼネラルマネージャーは「センシング技術と搬送ロボットの幅広いラインアップで、搬送のソリューションを提案したい。今後の開発を進める上で重要な新拠点を、来年日本に開設する」と語る。

過去最大の規模で11月29日に開幕/2023国際ロボット展(iREX2023)

日本ロボット工業会などが主催する世界最大級のロボット専門展「2023国際ロボット展(iREX2023)」が11月29日~12月2日、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。過去最大規模での開催で、運営委員長の橋本康彦川崎重工業社長兼最高経営責任者(CEO)は「ロボットがエッセンシャル(不可欠)な存在になっていくことをぜひ感じてほしい」と述べた。

グッドデザイン賞、AMRや協働ロボなどが受賞/オムロン、ブリヂストン、ラピュタロボティクスなど

10月5日に2023年度の「グッドデザイン賞」が発表された。同賞はデザインに優れる物事を顕彰するもので、日本デザイン振興会が主催する。今年は応募数5447件に対し、厳正な審査を経て1548件が受賞した。オムロンの自律走行型搬送ロボット(AMR)やブリヂストンのロボットハンドなど、ロボット関連の受賞も目立った。

VR技術で、フィルム製造を安全に教育/アクスモールディング

フィルムの押出成形機などを手がけるアクスモールディング(東京都大田区、横田新一郎社長)は、フィルム製造を安全に訓練できるシステムを開発した。VR(仮想現実)技術を利用し、停止中の機械があればフィルムを作る工程を学べる。横田社長は「フィルムの製造時に、危険な箇所の近くで手作業が発生する。それを安全に訓練できるようにして、現場に入ってくる人を増やしたい」と語る。同社はフィルム製造工程のロボット化も提案しており、訓練システムのVR映像にもロボットシステムを組み込んだ。訓練システムの普及と同時に一部作業のロボット化も目指す。

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