職人の手作業をロボットに/光機械製作所
工具研削盤メーカーの光機械製作所(津市、西岡慶子社長)は、ロボットや画像処理ソフトウエアなどを駆使した自動化システムの開発に力を入れている。システム構築をワンストップで請け負える強みを生かし、職人の手作業からロボットへの置き換えを提案する。その取り組みの一環で、昨年2月には産業用カッターの刃付けを自動化するロボットシステムを産業用カッターメーカーに納入した。
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工具研削盤メーカーの光機械製作所(津市、西岡慶子社長)は、ロボットや画像処理ソフトウエアなどを駆使した自動化システムの開発に力を入れている。システム構築をワンストップで請け負える強みを生かし、職人の手作業からロボットへの置き換えを提案する。その取り組みの一環で、昨年2月には産業用カッターの刃付けを自動化するロボットシステムを産業用カッターメーカーに納入した。
東京都江東区の東京ビッグサイトで1月25日~27日、「ファクトリー・イノベーション・ウイーク」などロボット関連の展示会が同時開催された。来場者の注目を集めたのは、検査工程や物流の自動化だ。従来よりも作業内容が複雑で高度な用途の提案が目立った。また、新技術の展示も多く、近未来を感じさせる提案に来場者は足を止めた。
食品産業向けのロボット開発を手掛けるコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)は2月7日、千葉県船橋市にあるテイクアウト用のすし製造工場「京樽セントラルキッチン」にすし容器のふた閉めロボットが導入されたと発表した。
FA・ロボットシステムインテグレータ協会(SIer協会、会長・久保田和雄三明機工社長)は1月27日と28日の2日間、大阪市北区にある大阪工業大学梅田キャンパスで、高校生や大学生など若年層を対象とする二つのイベントを開催した。27、28日には主に大学生向けに、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のビジネスを紹介する展示会「RIX(リックス) in 大阪工業大学 2023」を開催。28日には全国の高校生や高等専門学校生(高専生)がロボット活用のアイデアを競う「2022年度ロボットアイデア甲子園 全国大会」を開催し、時折雪がちらつく天候ながら、熱のこもったプレゼンテーションが繰り広げられた。
製造業向けのマニュアル制作などを手掛けるCDSグループ傘下で、システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のバイナス(愛知県稲沢市、渡辺亙<とおる>社長)が教育事業に乗り出した。「階層別」「エンジニア向け」「資格・修了証向け」に分けてカリキュラムを用意し、今年から本格的に講習をスタートさせる。
三共製作所(東京都北区、小川広海会長兼社長)は1月25日、重量物を高精度に搬送する「LinerDrive(ライナードライブ)」を発売した。独自のカム技術を応用した直進駆動機構「ライナーユニット」や直動ガイド、サーボモーター、コントローラーをパッケージ化しており、システムの設計時間を大幅に短縮できるのが特徴だ。」を発売した。
ブリヂストンは2月1日、社内ベンチャーとして今年1月に発足したソフトロボティクスベンチャーズ(音山哲一最高経営責任者<CEO>)を紹介するイベント「ブリヂストン・ソフトロボティクス・デー」を都内の自社施設で開催した。同日にはブリヂストンとアセントロボティクス(東京都渋谷区、久夛良木健CEO)の資本業務提携も発表し、「ソフトロボティクス事業のベースは共創。協業により新たな価値を生み出していきたい」と音山CEOは述べた。
ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャー・ガジャン最高経営責任者)は1月26日、米国法人を設立すると発表した。米国進出の足掛かりとしてシカゴにオフィスを設け、ピッキング・アシスト・ロボット「ラピュタPA-AMR」などを物流業界に提案していく。
産業用カメラなどを手掛けるi-PRO(アイプロ、東京都港区、尾崎祥平社長)は1月20日、モジュールカメラ「moduca(モジュカ)」を国内発売した。ユーザーの目的や用途に合わせて、カメラを構成するモジュール(機能に必要な要素をまとめた複合部品)の組み合わせを変え、自在に仕様を決められる。その組み合わせは1500通り以上に及ぶ。
米国の自律移動型搬送ロボット(AMR)メーカーのLocus Robotics(ローカスロボティクス)は1月、日本市場への参入を表明した。インテリアデザイナー向けの建材サンプル発送サービス「マテリアルバンク・ジャパン」の倉庫にAMR25台を導入。「これを機に日本市場へ参入する。日本はロボットを受け入れる土壌がある国。日本で展開することを楽しみにしている」とリック・フォーク最高経営責任者(CEO)は言う。