2024年問題に対しスピード感を持って取り組む/日本物流システム機器協会
日本物流システム機器協会(JIMH、会長・下代博ダイフク社長=写真)は5月29日、「第16回定時総会」と「第68回理事会」を開催し、昨年度の事業報告と今年度の事業計画を承認した。総会後は懇親会を開催。
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日本物流システム機器協会(JIMH、会長・下代博ダイフク社長=写真)は5月29日、「第16回定時総会」と「第68回理事会」を開催し、昨年度の事業報告と今年度の事業計画を承認した。総会後は懇親会を開催。
スウェーデンに本社を置く真空機器メーカー、ピアブの日本法人ピアブ・ジャパン(東京都葛飾区、吉江和幸社長)は5月14日、電動ポンプ搭載型協働ロボット用真空ハンド「piCOBOT Electric(パイコボットエレクトリック)」を発売した。
今年3月、コンバムの開発担当役員だった佐藤穣(さとう・ゆたか)氏が社長に就任した。伊勢幸治前社長の逝去に伴う就任だが、「前社長の病気療養中からその業務を代行していたため、社内外ともそれほど混乱なく引き継げた」と佐藤社長は言う。「ロボットの真空ハンドにはまだまだ開発の余地がある」と話し、素材から研究して他社との差別化を図る。
減速機や小型歯車を製造、販売するニッセイは今年4月、減速機「UXiMO(アクシモ)」ブランドの第三弾「中実タイプ」を発売した。産業用ロボットや各種FA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)機器、無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)などが主なターゲットだ。偏心揺動型の差動減速機構によるトルク容量の高さと豊富な減速比が特長で、ロボットなどの小型化に役立つ上、設計の自由度も高められる。
日本ロボット工業会(JARA、会長・橋本康彦川崎重工業社長兼最高経営責任者)は5月31日、2023年の産業用ロボットの受注額、生産額、出荷実績(いずれも会員・非会員合計)の年間統計を発表した。
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボット普及のカギを握る「ティーチレス」がテーマです。
中国深センに本社を置くPudu Robotics(プードゥーロボティクス)は5月24日、工場用の搬送ロボット「PUDU T300」を発売すると発表した。同社は飲食店などで使われる配膳用ロボットなどでは豊富な導入実績を持つが、工場向けの搬送ロボットを開発したのは今回が初めて。
筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月27日、パレタイジング(積み付け)の自動化システム「Palletizy(パレタイジー)」に新機能を実装した。新機能の「AutoLayout(オートレイアウト)機能」は、段ボール箱のサイズなどの数値に基づき、最適な積み付けパターンを自動生成する。樋口社長は「複雑な操作の必要ないオートレイアウト機能を提案し、中小規模の製造ラインの出荷作業の自動化を支援したい」と語る。
いよいよ来月、産業用ロボットや自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」が開幕する。出展情報は公式サイトで公開されているが、「協働ロボット」「ロボットハンド」「無人搬送車(AGV)/自立走行型ロボット(AMR)/無人搬送フォークリフト(AGF)」「人工知能(AI)」の4つのキーワードで、注目の展示を紹介する。今回はその前編で、8製品をピックアップした。会場で実物を見られるのを楽しみにしてほしい。
「失われた30年」、この言葉はバブル経済の崩壊以降ずっと低成長が続いた日本の経済や社会を表す言葉だ。2000年代前半には「失われた10年」と言われていたが、その後も状況は変わらず2010年代前半には「失われた20年」、そして近年は「失われた30年」と言われるようになった。