2026.02.10
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アーム付き搬送ロボットで部品倉庫の自動化を提案/シャープ

シャープは2月5日と6日の2日間、法人向けの展示会「シャープビジネスフォーラム 2026」を開催した。オフィスや小売店向けなど幅広い製品を展示し、倉庫を自動化する物流ロボットシステムも提案した。「わが社のシステムは物流倉庫などさまざまな現場で使えるが、今回は特に工場の部品倉庫の自動化を提案した。より多くの方々にこのシステムを知っていただきたい」とロボティクス事業統轄部の宮崎篤史参事は言う。

(曽根勇也:ロボットダイジェスト編集デスク

既存の棚をそのまま使える

会場に展示したコンパクトな搬送ロボット

 シャープが東京都港区の都立産業貿易センター浜松館で開催した「シャープビジネスフォーラム2026」は、法人向けにさまざまな製品やシステムを提案するイベントだ。オフィス向けの「スマートオフィス」ゾーンや小売店向けの「スマートリテール」ゾーンと併せて「スマートロジスティクス」ゾーンも設け、倉庫を自動化する搬送ロボットなどをアピールした。

 同社は小型から大型・高可搬タイプ、カゴ台車搬送型などさまざまな搬送ロボットを手掛けるが、最も特徴的なのが「スリム型スタッカー自動搬送ロボット」だ。倉庫の棚から箱を出し入れするアーム機構を備えた搬送ロボットで、専用棚は不要で一般的な棚に対応する。箱も一般的なダンボール箱や樹脂ケースでよく、人が中身を取り出せるように上面や前面を切り欠いた箱も使用できる。棚間の幅が900mmあれば走行可能だ。

「スリム型スタッカー自動搬送ロボットなら既存の棚の一番下の段まで活用できる」と話す宮崎篤史参事

 同社が今回特に力を入れて紹介したのが、工場内の部品倉庫での活用だ。

 スリム型スタッカー自動搬送ロボットが棚から部品の入った箱をピッキングし、キッティング(配膳用に部品一式をそろえる作業)ステーションまで運ぶ方法と、製造ラインまで直接搬送する2つの活用パターンを提案した。導入の際に大規模な工事は不要で、既存の倉庫に後付けで入れる場合は従来使っていた棚をそのまま利用できる。

 同製品の実機展示は今回なく、大画面の動画などでその特徴を紹介した。「東京都港区の東京ショールームで今年2月から同製品を展示しているため、ぜひ見に来ていただければ」と宮崎参事は言う。

パートナー商品として展示したアイテンロボティクスの搬送ロボット

 自社製品だけでなく、2017年創業の中国のベンチャー企業AiTEN Robotics(アイテン・ロボティクス)の搬送ロボットも展示した。同社のシステムに組み込んで使えるロボットだ。

 「さまざまな製品を最適に組み合わせてシステム構築できることを示すため、今回は他社製品も展示させてもらった。自社工場で長年培ったエンジニアリング力を生かし、顧客の現場や要望に合わせたシステムを提供する」と宮崎参事は話す。

同イベントでは搬送ロボットだけでなく、AR(拡張現実)ゴーグルを使った倉庫ピッキングも提案

 「シャープビジネスフォーラム2026」は東名阪の全国3カ所で開き、名古屋は2月10日に名古屋市中小企業振興会館吹上ホール、大阪は2月17日・18日に大阪市内のマイドームおおさかでの開催を予定する。

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