[注目製品Pick Up!vol.65]40年前から最前線を走り続ける/タツタ電線「高力ケーブル」
電線メーカーのタツタ電線は、ロボット向けケーブルのハイエンド製品として「高力ケーブル」をラインアップする。約40年前に独自開発した高張力合金は、高耐久性でありながら導電率も優れる。「開発当時は性能が高すぎるがゆえに用途が非常に限られていたが、ここ10年ほどで活用の幅が増え、ようやく時代が追い付いたように感じる」と産業機器電線営業部の辰馬卯恒主任は話す。
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電線メーカーのタツタ電線は、ロボット向けケーブルのハイエンド製品として「高力ケーブル」をラインアップする。約40年前に独自開発した高張力合金は、高耐久性でありながら導電率も優れる。「開発当時は性能が高すぎるがゆえに用途が非常に限られていたが、ここ10年ほどで活用の幅が増え、ようやく時代が追い付いたように感じる」と産業機器電線営業部の辰馬卯恒主任は話す。
安川電機と大手製薬会社のアステラス製薬は5月17日、ロボット技術と製薬技術の融合による細胞医療プラットフォームの構築に向けた覚書を締結した。
オカムラは5月9日、物流自動化ソリューション「PROGRESS ONE(プログレスワン)」の事業化に向けた実証実験を機械工具専門商社のトラスコ中山と共同で今年4月から開始したと発表した。最小の出荷単位で該当商品を在庫から取り出す「ピースピッキング」作業の自動化を目指す。
日本マテリアルフロー研究センターは5月16日~17日の2日間、東京都大田区の東京流通センター第二展示場で「アジア・シームレス物流フォーラム」を開催した。これは複数会場でのセミナーと企業による展示を組み合わせたイベント。「ロボティクス自動化MH(マテリアルハンドリング=マテハン)」などのテーマで、物流ロボットを販売する企業や導入した企業などが多数講演した。
デンソーと、施設園芸向けのソリューションを開発するオランダのグループ会社のCerthon Build (セルトンビルド)は、ミニトマトの全自動収穫ロボット「Artemy(アーテミー)」の受注を5月14日から欧州地域で開始した。
ファナックは5月13日~15日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第33回ファナック新商品発表展示会」を開催した。前編では物流向けや食品向けを中心に紹介したが、製造現場向けの提案も多い。後編では、自動車産業を意識したデモシステムや、ロボットと工作機械を組み合わせた展示などを紹介する。
ファナックは5月13日~15日の3日間、山梨県忍野村の本社で「第33回ファナック新商品発表展示会」を開催した。新商品や新技術を多数発表し、一堂に展示した。防爆タイプの協働ロボットや物流向けの800kg可搬のロボットなど、ロボットの新商品に大きな注目が集まった。
平田機工は5月15日、都内で決算説明会を開催した。2023年度(23年4月~24年3月:連結)の業績は、受注高は862億3900万円と前期比8.0%減少したが、売上高は同5.6%増の828億3900万円、営業利益は同2.2%増の60億4700万円、経常利益は同7.9%増の62億5900万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同1.7%増の43億4400万円と増収増益を達成した。
人工知能(AI)を使った製品検査ソフトウエアを開発するMENOU(メノウ、東京都中央区、西本励照最高経営責任者<CEO>)は5月15日、大阪大学発のスタートアップ企業のThinker(シンカー、大阪市中央区、藤本弘道CEO)の「近接覚センサー」を使って、ピッキングから検査までを自動化する新たなソリューションの提供を開始したと発表した。
いよいよ物流業界で「2024年問題」が表面化する。長時間労働となりやすい物流業界では、自動化による省人化や無人化のニーズが高まるのは間違いない。事業用不動産サービスを提供するシービーアールイー(CBRE)は、AGVなどを使った自動化システムを手掛けるPhoxter(フォクスター、大阪府豊中市、園田淳一社長)と協力し、物流施設の業者向け内覧会で自動化ソリューションを紹介した。