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[注目製品PickUp!vol.59]独自構造の多関節ロボットでロボット業界に挑む/ローレルバンクマシン「xLobomo」

大手通貨処理機メーカーのローレルバンクマシン(東京都港区、池辺正社長)は、初の試みとして産業用ロボットの開発に取り組む。その第1弾が8軸多関節ロボット「xLobomo(クロスロボモ)」だ。新開発の「xMotion(クロスモーション)構造」で、従来の垂直多関節ロボットとは一線を画する動作を可能にした。開発者である次世代第2研究所の繁田知秀シニアエキスパートは「他社のロボットと明確な違いを出すために、独自構造のロボットを開発した」と語る。

ロボットの展示も多い工作機械展、21日まで開催!【後編】/メカトロテックジャパン2023

今年最大の工作機械展「メカトロテックジャパン(MECT)2023」が名古屋市内のポートメッセなごやで10月18日から開催されている。MECTは工作機械を中心とする展示会だが、製造現場の省人化・自動化ニーズは高く、ロボットの展示も多い。同展の開催期間は10月21日まで。後編では前編に引き続き、会場内で見つけたロボット関連の提案を紹介する。

協働ロボット向け3D安全センサーを開発/FUJIグループ

ロボットや電子部品実装機、工作機械を製造、販売するFUJIは10月12日、3次元安全センサー「AcroSensor(アクロセンサー)」を開発したと発表した。協働ロボットの使用時に、同製品が人の接近を検知する。国際電気標準会議(IEC)が定める安全センサーの規格認証「IEC61496」「IEC62061」を取得した3次元安全センサーとしては、国内初という。グループ会社のエデックリンセイシステム(愛知県豊橋市、服部友彦社長)と合同で開発した。

ロボットの展示も多い工作機械展、21日まで開催!【前編】/メカトロテックジャパン2023

今年最大の工作機械展「メカトロテックジャパン(MECT)2023」が名古屋市内のポートメッセなごやで10月18日から開催されている。人手不足に伴う省人化・自動化ニーズは高く、製造現場で使われるロボットの展示も目立つ。工作機械の横に据え付けて被加工材(ワーク)の交換をするロボットシステムや、ワークを運ぶ搬送ロボットを至るところで見ることができる。同展はロボットダイジェストを運営するニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)が主催するもので、開催は21日土曜日まで。

中国プードゥーと提携し清掃ロボットを販売、工場にも提案/HCI

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のHCI(大阪府泉大津市、奥山浩司社長)は8月に、中国の自律走行型ロボット(AMR)メーカーのプードゥー・ロボティクスと提携し、業務用清掃ロボット「CC1」の販売を開始した。HCIも開発に協力し、ドライとウェットの切り替え機能や、給排水のできる充電スタンドなどを実装した。当初はホテルなどのフロア清掃を想定していたが、HCIの自社工場で問題なく使えたことから、工場向けの販売にも力を入れる。

工作機械用の協働ロボットセル、可搬質量など向上/ヤマザキマザック

大手工作機械メーカーのヤマザキマザックは10月18日、同社の工作機械向けの協働ロボットセル「Ez LOADER(イージーローダー)30」を発売した。工作機械に簡単に接続できるロボットシステムで、機械側の操作盤に新たにソフトウエアを組み込み、ロボットを運用するために必要な情報を機械の制御装置から取得できるようにした。

水平だけでなく垂直にも! 最先端の無人搬送ソリューション/VisionNav Robotics

グローバルにビジネスを展開する中国の搬送ロボットメーカーVisionNav Robotics(ビジョンナビロボティクス)は、日本市場への提案を強める。無人搬送フォークリフト(AGF)をはじめ無人搬送車(AGV)や自動けん引車なども活用し、搬送業務を自動化する。日本法人ビジョンナビロボティクスジャパン(東京都新宿区)の任娜(Kiki)ゼネラルマネージャーは「センシング技術と搬送ロボットの幅広いラインアップで、搬送のソリューションを提案したい。今後の開発を進める上で重要な新拠点を、来年日本に開設する」と語る。

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