生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.02.16

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エプソンはさまざまなソリューションで生産現場の難題解決を共に目指す Vol.3(1/3)

エプソンは『省・小・精』の技術を起点に、常に新たな価値創造へ取り組み、顧客の期待に応えることに挑戦し続けている。その1つとして「生産現場の革新」にも注力する。生産現場での働き手の不足や熟練工の減少、消費者ニーズの多様化などさまざまな顧客の課題がある。それに対してエプソンは総力を挙げて全ての技術を結集させ、顧客と共に課題解決に取り組む。近年、外観検査も自動化したいとのニーズが高まる。省人化に加え、データで判断することで検査品質の安定にもつながる。傷などの検査は自動化が進んでいるが、微妙な色の違いや色ムラは判別できず、色検査は自動化が難しい。この常識を覆すソリューションをエプソンは提案する。

色検査の自動化が可能に

分光ビジョンシステムのカメラ

 エプソンが新たに取り組むのが、色検査の自動化だ。
 従来は人手に頼っていた外観検査を自動化したいとのニーズが近年高まる。傷や汚れなどの検出は自動化しやすくなってきたが、検査したい項目はそれだけではない。色検査も自動化したいとのニーズがあるが、さまざまな課題があり普及していなかった。この課題の解決に挑んだのがエプソンだ。

 エプソンではスキャナーやプリンター、プロジェクターなど、色に関連する製品を数多く扱う。色の統一や色ムラの抑制など色に関する要求は高まる中で、色の感覚には個人差があり、関係者間で色に関するコミュニケーションが難しいと感じていた。 関係者が複数拠点にまたがる場合はなおさらだ。さらには個人差に加え、照明などの環境によっても見え方は変わり、同じ人、同じ環境でも体調により見え方の違いが生じる。この色をデータとして定量化できないか――。そこで開発したのが、分光ビジョンシステムだ。分光ビジョンシステムは小型の分光カメラと使い方に応じた2つの検査ソフトウエアを含むコントローラーで構成される。
 自社で役立つ製品なら社会的なニーズもあると考え、2022年3月に一般販売を開始した。

微妙な色の違いまで判別、分光ビジョンシステムの特長

 分光ビジョンシステムとはどんなものか。
 現在、色検査の自動化に用いられるカメラで最も一般的なのはRGB方式だ。一枚の画像をレッド・グリーン・ブルーの3原色に分解し、データに変換する。安価だが、微妙な色の判別までは難しい。
 一方、光の波長を数ナノメートル(nm=100万分の1mm)単位で分割して分析するハイパースペクトルカメラと呼ばれる製品もあるが、非常に高価でサイズも大きい。

 識別能力や価格、サイズなど、これら従来方式の課題を解決したのが分光ビジョンシステムだ。分光ビジョンシステムのカメラには独自の小型分光デバイスを搭載し、人の可視域である400nmから700nmにおいて16波長分の分光スペクトル(波長ごとの強度分布)データに変換する。
 コンパクトながら素早くスペクトルデータを取得でき、微妙な色の判別だけでなく、色の定量管理が可能となる。

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