6軸力覚センサー「ZYXer」のモデルや用途を拡充/新東工業
新東工業は2月、6軸力覚センサー「ZYXer(ジクサー)」を活用した新アプリケーション「フレキシブルプリント基板の挿入」を開発したと発表した。
フレキシブルプリント基板を別のコネクターへ挿入する作業には非常に繊細な力加減が必要となる。ジクサーを活用することで、小さな力でも正確に検知できるため、挿入作業をロボットで自動化できる。
また3月1日にはジクサーの新モデルとして、2系統へのデータ出力が可能な「ダブル出力モデル」と、産業用ロボットの配線の自由度を高める「中空モデル」を発売した。
ダブル出力モデルでは、出力データを制御に反映させるだけでなく、検証・解析用の出力も同時にでき、不具合発生時の解析や、モノのインターネット(IoT)システムのデータ収集などに活用できる。
中空モデルでは、内部に配線を通すことで、各種作業で発生する火花や静電気などのさまざまなリスク要因から配線を保護できる。
新開発のアプリケーションや製品は、3月9日から都内の東京ビッグサイトで開かれる「2022国際ロボット展(iREX2022)」で披露する。
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