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[SIerを訪ねてvol.17]おいしさを生む自動化/なんつね

全国のシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)を紹介する本連載。今回取材したなんつね(大阪府藤井寺市、南常之社長)は、三品(食品、医薬品、化粧品)産業の一角、食品業界で自動化を提案するSIerだ。祖業は食品加工機械の製造だが、食品の加工法や機械に関するノウハウを生かし、エンジニアリング事業にも力を入れる。直交3軸を制御してものをつかんだり、運んだりする装置を広くロボットと捉え、従来人手に頼ることの多かった食品工場の省人化や無人化に貢献する。南社長は「単純な生産性だけでなく、おいしさという数値化できない側面を求められるのが、食品業界の面白さであり難しいところ」と話す。

シミュレーションソフトを教育機関に無償提供/IDECファクトリーソリューションズ

安全柵なしで使える協働ロボットに特化したシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のIDECファクトリーソリューションズ(愛知県一宮市、武仲清貴社長)は10月5日、自社で取り扱うロボットのシミュレーションソフトウエア「Robo(ロボ)DK」を高等専門学校(高専)や大学に30校限定で無償提供するサービスを開始した。

低コスト、簡単立ち上げの自動化を/ファナック 山口賢治 社長兼CEO

ファナックは、自社製ロボットやモノのインターネット(IoT)基盤「FIELD system(フィールドシステム)」を自社工場に導入し、自動化やデジタル化を推進する。山口賢治社長兼最高経営責任者(CEO)は協働ロボットに期待しており、従来の「黄色」のロボットを使った高度な自動化システムに加え、「低コストで簡単に立ち上げられる自動化システムも目指すべきもう一つの方向性として追求する」と話す。

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