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2021.05.18

中国市場でのAGV販売台数が増加/グローバルインフォメーション

 市場調査リポートを販売するグローバルインフォメーション(川崎市麻生区、小野悟社長)は、「無人搬送車(AGV)業界の世界市場・中国市場:2020年~2026年」を5月11日に発表した。

 同レポートによれば、AGVの需要が近年高まり、2019年の中国での販売台数は4万670台で、前年比37.4%増加した。20年には新型コロナウイルスの流行で、人との接触機会を減らすことを目的にAGVの導入が増えた。20年の販売台数は5万3000台となり、26年には13万台を超えると予想する。

 自動車、3C(コンピューター、通信、家電)、たばこ、物流の分野でAGVが広く活用される。特に物流分野はAGV需要全体の約32.8%を占める。自動車分野でもエンジンの組み立てラインなどでAGVを使っており、ほとんどの企業で国産のAGVを採用している。
 15年以降、AGV業界は発展期に入っており、自社でAGVの技術開発をする企業が今後も業界をけん引すると予想する。

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