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ドイツのロボット展に見る最新自動化提案【前編】/automatica 2023

欧州最大の産業用ロボット展「automatica(オートマティカ) 2023」(メッセミュンヘン主催)が6月27日から30日までの4日間、ドイツのミュンヘン市にあるメッセミュンヘン展示場で開催された。日本以上に深刻な人手不足と賃金上昇に悩む欧州産業界。その需要に応えるべく、欧州や日本のロボットメーカーが最新技術を提案した。前編では欧州の市場分析と、欧州・アジアのロボットメーカーによる提案をリポートする。

アスクルの物流センターにAMRを追加導入/ラピュタロボティクス

ラピュタロボティクス(東京都江東区、モーハナラージャ・ガジャン最高経営責任者)は7月18日、アスクルへ自律走行型搬送ロボット(AMR)「ラピュタPA-AMR」を6台追加納入したと発表した。納入先であるアスクルバリューセンター日高(埼玉県日高市)での本製品の総稼働数は40台となった。導入前に比べ、オペレーション速度は約2倍に向上した。

[進化する物流vol.13]日本のニーズを肌で感じ、製品をさらに進化させる/HAI ROBOTICS 徐聖東CTO

HAI ROBOTICS(ハイロボティクス)は、中国の深センに本社を置く倉庫向け自動化システムのメーカーだ。箱を搬送するだけでなく、棚への出し入れまで自動化する自動ケースハンドリングロボット(ACR)などを製造する。2021年に日本法人HAI ROBOTICS JAPAN(ハイロボティクスジャパン、埼玉県三芳町、新井守社長)を設立し、日本市場での展開も強化する同社。来日した徐聖東(シュー・シンドン)最高技術責任者(CTO)に今後の展望などを聞いた。

リモートワークでロボット操作を実現するためのクラウドサービス開始/リモートロボティクス

リモートロボティクス(東京都港区、田中宏和社長)は7月11日、リモートワークでロボット操作を実現するためのクラウドサービス「Remolink(リモリンク)」を開始した。
ロボットを遠隔操作するためのユーザー登録や割り振られた業務の確認、カメラ映像に基づくロボットへの作業指示、事業者による業務の割り当てや権限管理などができる。

設立総会を開催、SI検定の海外輸出を開始/日本ロボットシステムインテグレータ協会

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の団体である日本ロボットシステムインテグレータ協会は7月13日、一般社団法人としての設立総会を開催した。総会後に開かれた懇親会では「ロボットSIerを若者が憧れる職業へ」など同協会の新たな活動目標を紹介した。また、ロボットのシステムインテグレーション(SI)に関する知識や技能を測定する「SI検定」を国際的な検定試験へと発展させるため、今年度からまずはタイでも同検定を開始すると発表した。

手首関節モジュールを簡単に導入できるパッケージ発売/NTN

NTNは7月6日、手首関節モジュール「i-WRIST(アイリスト)」の導入を支援する「アイリスト スタータパッケージ」を発売したと発表した。アイリストは独自構造の小型ロボットで、人の手首のように柔軟に動く。アーム部分に3つの関節でつなぎ合わせたロッド状の部品を3本使っており、屈曲や旋回を高速かつ自在にできる。

愛知で4年ぶりにフェア開催、自作ロボットなど展示/オリエンタルモーター

モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は7月6日、愛知県刈谷市の「刈谷市産業振興センター」でプライベート展示会「オリエンタルモーターフェア2023」を開いた。新型コロナウイルス禍の影響もあり、対面でのフェア開催は4年ぶりとなった。地場の自動車産業の生産技術者などを中心に、1日で900人以上が来場した。

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