部品調達が正常化し、上半期は過去最高の業績/安川電機
安川電機は10月6日、北九州市八幡西区の本社で会見を開き、2024年2月期の第2四半期の決算を発表した。会見には小川昌寛社長と村上周二専務執行役員、林田歩上席執行役員が出席し、東京本社の会場にもオンラインで中継した。
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安川電機は10月6日、北九州市八幡西区の本社で会見を開き、2024年2月期の第2四半期の決算を発表した。会見には小川昌寛社長と村上周二専務執行役員、林田歩上席執行役員が出席し、東京本社の会場にもオンラインで中継した。
10月5日に2023年度の「グッドデザイン賞」が発表された。同賞はデザインに優れる物事を顕彰するもので、日本デザイン振興会が主催する。今年は応募数5447件に対し、厳正な審査を経て1548件が受賞した。オムロンの自律走行型搬送ロボット(AMR)やブリヂストンのロボットハンドなど、ロボット関連の受賞も目立った。
国際ロボット連盟(IFR)は9月26日、2022年の世界の産業用ロボットの導入実績を台数ベースで発表した。全世界の工場における産業用ロボットの新規導入台数は前年比5%増の55万3052台と、50万台を2年連続で上回った。
フィルムの押出成形機などを手がけるアクスモールディング(東京都大田区、横田新一郎社長)は、フィルム製造を安全に訓練できるシステムを開発した。VR(仮想現実)技術を利用し、停止中の機械があればフィルムを作る工程を学べる。横田社長は「フィルムの製造時に、危険な箇所の近くで手作業が発生する。それを安全に訓練できるようにして、現場に入ってくる人を増やしたい」と語る。同社はフィルム製造工程のロボット化も提案しており、訓練システムのVR映像にもロボットシステムを組み込んだ。訓練システムの普及と同時に一部作業のロボット化も目指す。
世界最大級の工作機械展「EMOハノーバー2023」が9月18日~23日の6日間、ドイツのハノーバーで開催された。約1850社・団体が出展し、約9万2000人が来場した。「自動化」が今回展の目玉の一つで、出展者各社は人手不足が深刻な欧州市場に向けて多種多様な自動化ソリューションを提案した。
印刷業のデジタルトランスフォーメーション(DX=デジタル技術による変革)推進サービスを提供するイメージ・マジック(東京都文京区、山川誠社長)は9月26日、Tシャツなどの布プリント用回転プレス機「IMPR-A4R」と、協働ロボット「CGXi G12/G6」を10月に発売すると発表した。
9月13日~15日、東京都江東区の東京ビッグサイトで物流関連の専門展「国際物流総合展2023(第3回INNOVATION EXPO〈イノベーションエキスポ〉)」が開催された。物流業界では、労働時間に関する法改正に伴い人手不足などが深刻化する「2024年問題」が叫ばれている。今回展ではこの問題に対処するべく、各社が物流の自動化や効率化の提案を強めた。後編では無人搬送フォークリフト(AGF)や自律走行型搬送ロボット(AMR)、周辺機器などを中心に取り上げる。
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ(NTT Com、東京都千代田区、丸岡亨社長)や東京ロボティクス(東京都文京区、坂本義弘社長)は共同で、データセンターの運用保守業務にリアルタイム遠隔制御ロボットを活用する実証実験を10月に開始する。アームの先端にカメラとライトを搭載した移動式ロボットを使い、サーバーの稼働状態を示すランプの確認などを遠隔地から行う。「将来的にはデータセンターの保守運用だけでなく、さまざまな分野にロボットのリアルタイム遠隔制御を提案したい」とNTT Comの新規事業責任者の丸山純平主査は意気込む。
北九州高等専門学校発スタートアップ企業のKiQ Robotics(キックロボティクス、北九州市⼩倉北区、滝本隆社長)は9月22日、パレタイズ・デパレタイズ用ロボットシステムを想定した軟らかい樹脂製の「柔軟指」を開発したと発表した。
協働ロボットや教育用ロボットなどを販売するGRIPS(グリプス、千葉県流山市、森田康社長)は9月26日、研究室や臨床現場で試料などを一定量吐出する分注作業を自動化するロボットシステムの開発に着手したと発表した。