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MR技術で協働ロボの教示や配置検討が可能に/ネクストスケープ、ユニバーサルロボット

デンマークの協働ロボットメーカーのユニバーサルロボット(UR、日本支社=東京都港区、山根剛代表)は6月20日、ネクストスケープ(東京都港区、小杉智社長)の「RoboLens(ロボレンズ)」がUR公認の周辺機器「UR+(プラス)」の認証を取得したと発表した。ロボレンズは、現実空間と仮想空間の物を融合させて表示するミックスド・リアリティー(MR)技術を活用したシステム。ロボットの教示や配置検討などに活用でき、「MR技術を活用したソリューションがUR+の認証を取得するのは今回が初」とURの西部慎一アプリケーション・エンジニアリング・マネージャーは言う。

物流業界向けの内覧会でデバンニングロボをPR/川崎重工業

川崎重工業は6月7~9日の3日間、神戸市西区にある西神戸工場のロボット第1工場で物流ロボット内覧会を開催した。ロボット第1工場内のショールームで、デバンニングロボット「Vambo(バンボ)」をはじめとしたさまざまなロボットを紹介した。内覧会の前に、会社概要やロボット事業の説明、物流業界向けの自動化ソリューションのプレゼンテーションを実施した。「ロボットでの自動化が困難な分野がいまだに多く、90%以上の領域でロボットによる自動化がされていない。その領域で自動化を進められるよう、新たなソリューションを提案したい」とロボットディビジョン産機ロボット総括部の吉桑栄二総括部長は語る。

3社連携で研磨自動化を提案/ダイヘン、愛知産業、スリーエムジャパン

ダイヘンと輸入商社の愛知産業(東京都品川区、井上博貴社長)、米国3M(スリーエム)の日本法人スリーエムジャパン(東京都品川区、宮崎裕子社長)の3社は6月22日と23日の2日間、研磨作業の自動化をテーマとした展示会を愛知県長久手市のダイヘン中部テクニカルセンターで開催した。

食品向けロボットが注目集める!【その3】/FOOMA JAPAN2023

日本食品機械工業会は6月6日~9日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN(フーマジャパン)2023」を開催した。出展社数は969社で過去最大規模での開催となった。「その3」では食品の製造装置メーカーや包装機械メーカーが多く出展した東1~6ホールに焦点を当てる。同エリアでは、ロボットで食品を扱う展示が目立った。

強みをコンセプトの実践につなげる/安川電機 岡久学ロボット事業部長

「変化する社会環境に対応したものづくりを実現し広めたい」――。そう語るのは、今年3月に安川電機のロボット事業部長に就任した岡久学氏だ。「今後さまざまな作業の自動化を実現し広げていく。モートマンネクストはそのアプローチの一つの例となる」と話す。ロボット技術部長として双腕ロボットや7軸垂直多関節ロボットの開発に携わり、2019年に中国統括として現地に赴任。事業部長となった現在も、大きな売り上げを占める中国統括を兼任する。「コトからモノの開発を目指す会社の方針を、顧客目線に変換して開発や販売に取り組む」と力を込める。

[ショールーム探訪vol.16]成長する「ロボの目」の礎を築く/東京エレクトロンデバイス「ロボットセンター」

東京エレクトロンデバイス(TED)は、産業用ロボットと組み合わせて使うビジョンシステム「TriMath(トリマス)」を手掛ける。その技術開発を支え、顧客に実機を披露する場として機能するのが横浜市都筑区にある「TEDロボットセンター(TRC)」だ。同社はトリマスを不定形物のピッキングや仕分け作業用に産業用ロボットと一体にして、パッケージシステムとして発売してきた。TRCでは、現在新たな販売戦略の開始に向け、着々と準備を進めている。事業を担当する神本光敬本部長は「新たな戦略にとって、TRCでの開発は今がまさに重要」と強調する。

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