
産業ロボット向けも拡充 アルミ構造材のSUS【前編】
アルミ製構造材大手のSUS(静岡市駿河区、石田保夫社長)が、産業用ロボット向け製品を拡充している。パラレルリンクロボットを取り付ける架台(アルミフレーム)に加え、今年から協働ロボット向けの専用台車も発売した。アルミ製フレームは、接合部の精度や強度、剛性(変形のしにくさ)不足を心配する声もあり、産業用ロボット向けに使われることは少なかったが、独自に開発した接合部品や、自社設計したフレームなどの強みを生かし、採用を広めてきた。通常の産業用ロボットや、今後の普及に期待がかかる協働ロボットの分野での採用を見込み、販売を強化する考えだ。