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2026.08.21
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[活躍するロボジョ vol.45]トレーニングはいわば始まり/Mech-Mind 戌神霖さん

中国のビジョンシステムメーカーの日本法人Mech-Mind(メックマインド、東京都港区、楊培社長)は、優れた製品開発力を誇るだけでなく、顧客向けのトレーニングにも力を入れる。技術部の技術トレーニング係長を務める戌神霖さんは、そうしたトレーニングに関する業務を管理する立場だ。「受講者の業務にビジョンシステムが役立つよう、一人一人に合った内容を伝えられたら」と語る。

水野敦志:ロボットダイジェスト編集部

充実のトレーニング体制で

 メックマインドは「Mech-Eye(メックアイ)」などの3Dビジョンセンサーに加え、画像処理やロボットアームの動作設定用のソフトウエアも開発する。これらを使えば、プログラミングの知識がなくとも、ばら積みピッキングのような自動化システムを簡単に構築できる。ただ、ロボットやビジョンセンサーを全く使ったことのない企業では、導入時に苦戦するケースも出るだろう。
 同社では顧客がそうした状況に陥らないよう、製品の操作方法を学べるトレーニングを実施しており、戌神さんはその講師も含めたトレーニング業務を担う。

ロボットとビジョンセンサーの操作に関するトレーニングの講師を務める

 トレーニングは「初級コース」と「中級コース」、測定や検査に特化した「3D測定・検査コース」の3種類を用意する。初級コースは東京都内と名古屋市内で実施しており、他の2種類は東京でのみ。東京都大田区にあるショールーム兼トレーニングセンター「Mech-Lab(メックラボ)」のトレーニングルームには、受講者1人につきパソコンとビジョンセンサーを1台ずつ用意するなど、充実したトレーニング環境で受講者を迎える。

 各コースを合計すると、実施回数は月に8回~10回。高頻度に思えるが、満員となるのが珍しくないほど申し込みが集まるという。「トレーニング需要は年々上がっているのを強く感じます。終了後のアンケートでは受講者の満足度も高く、これほどトレーニングに力を入れるビジョンメーカーはそうないと思います」と自信を見せる。

受講者の目的を考える

「Mech-Lab」のトレーニングルームは、パソコンとカメラが1人1台分用意してある

 最も開催頻度の多い初級コースは計3日間で、2日目までの座学では3Dビジョンセンサーやロボットの基礎知識の講義に加え、ソフトの操作方法も教える。最終日の3日目は実践形式とし、垂直多関節ロボットと3Dビジョンセンサーを使い、受講者自身でばら積みピッキングを設定できるようサポートする。

 講義に臨む上では「受講者の目的がどこにあるか」に注意を払う。「ビジョンシステムを普段の業務に生かせるようになることが受講者の一番の目的であり、それにつながる具体的な機能や操作方法を伝えるのが大事です。肝心なのはその後の業務であって、トレーニングはいわば始まりなんです」と話す。

 時には受講者間に知識量の差があり、トレーニングに難しさを感じることもあるという。初級コースは一度に8人まで受講できるが、それだけ集まるとロボットに関する知識がある人もいれば、ロボットは分からないが3Dビジョンセンサーに詳しい人もいるなど、事前の知識量がさまざまな場合がある。
 「一通りの操作を覚えられるよう、基礎から伝えるのはもちろん、一人一人に合わせた説明をするよう心がけています。内容が分からないまま講義が進むと、どうしても受講者のモチベーションは下がってしまうので、特に気を付けるポイントです」と話す。

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