業務用の清掃ロボットを自社開発、サービスロボットのメーカーへ/アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマ(仙台市青葉区、大山晃弘社長)は7月1日、清掃ロボット「JILBY(ジルビー)」を発売した。売り切りではなく、ロボットを定額制で貸し出す「ロボティクス・アズ・ア・サービス(RaaS)」方式で提供する。
大きな特徴が、ハードウエアもソフトウエアも完全にアイリスグループ内で内製化した点だ。同社は2020年にロボット事業を開始し、当初は他社製の清掃ロボットや運搬ロボットをRaaS方式で取り扱っていた。その後、ロボットのハードは中国・遼寧省の大連工場で内製化したが、23年にベンチャー企業のシンクロボ(東京都文京区、小倉崇社長)をグループ化。これでロボット制御ソフトの開発も可能になり、ハードとソフトの両方をグループ内で内製化したロボットの第1号として今回ジルビーを開発した。小売店やオフィスなど幅広く使える。
「バッテリーは着脱式で、ロボットが自ら充電ステーションに行く自動充電機能も備える。また、集じん用の紙パックの着脱のしやすさなどにもこだわった」とシンクロボの小倉社長は言う。
「わが社は既に2万5000台の累計出荷実績があり、その運用を通じて得た知見を反映させた。清掃に限らずロボットで人手不足などの社会課題の解決に取り組んでいきたい」とアイリスオーヤマロボティクス事業本部長の吉田豊執行役員は話す。

