[特集2025国際ロボット展vol.12] iREXインフォメーション
2025国際ロボット展(iREX 2025)が12月3日~6日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。今回のテーマは「ロボティクスがもたらす持続可能な社会」。過去最多の673社・団体が出展を予定しており、さまざまな併催イベントも開催される。また12月19日まで「iREXオンライン」も閲覧できる。
●リアル会場
会期:12月3日(水)~6日(土)
開催時間:午前10時~午後5時
会場:東京ビッグサイト(西1~4ホール/東4~8ホール/アトリウム ※最終日のみ南3ホールを使用)
●オンライン会場(iREXオンライン)
会期:11月19日(水)~12月19日(金)
オンライン会場では、各企業のウェブ展示や限定ウェビナーの配信など、多彩なコンテンツが用意される。
出展者数は過去最多
「世界最大規模のロボット専門展」と呼ばれるiREXは、1974年以来2年ごとに開催され、今回で26回目を迎える。2023年に開かれた前回展には、654社・団体、3508小間が出展した。今回は東京ビッグサイトの改修工事の影響で、小間数は3334小間と前回より減少するが、出展者数は673社・団体と過去最多を予定する。海外からは14カ国・地域の140社・団体が参加し、前回比21社増と過去最大規模となる見込みだ。
新区分で業界の進化を示す
今回から出展区分が刷新され、製造業などを支える「スマートプロダクションロボット」と、日常生活に寄り添う「スマートコミュニティロボット」の二分野に再編された。
出展の傾向をみると、スマートプロダクションロボットの分野では、搬送・仕分け・ピッキング関連が最多で、次いで組み立て、測定・検査が続く。トレンドの人工知能(AI)を活用したロボットやソリューションも数多く展示される見通しだ。
会場では、恒例の「物流システム・ロボットゾーン」「部品供給装置ゾーン」「SIerゾーン」を今回も設置。物流現場で活躍する搬送ロボットや最新のパーツフィーダー、ロボット導入を助けるシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の導入支援ソリューションが披露される。メインステージでは、経済産業省の全国ロボット・地域連携ネットワーク(通称RINGプロジェクト)の紹介のほか、ロボットメーカーとユーザーが一堂に会するiREXフォーラムを開催。海外団体による講演や、「ヒューマノイドロボット」、「スマート農業」、「AI」などをテーマにしたステージも注目だ。
併催企画では、12月5日(金)、6日(土)に「iREXリクルート&業界研究フェア」を初開催。また、6日(土)には「癒しカフェ in 国際ロボット展」や、小中高生向けの体験プログラム「つくる☆さわれる国際ロボット展」も実施される。

