協働ロボのセミナー開催、デモに高い関心/こまき新産業振興センター
セミナーには、同市に本社を構えるばね製造設備メーカーのモリタアンドカンパニーの兼廣明生社長が登壇した。協働ロボットの基礎知識や、同社が昨年9月から取り扱いを始めた台湾のテックマンロボットの協働ロボットの強みなどを幅広く解説した。 テックマンロボットの協働ロボットはビジョンセンサーが標準搭載されており、独自の「ランドマーク」を読み込むことで位置決めができるのが特徴だ。プログラミングも簡単で、多品種少量生産の製造現場でも柔軟に運用できるという。 セミナーでは、兼廣社長が簡単なピック&プレースの動作プログラムを作成した事例を紹介。「事前に少しレクチャーを受けただけで、文系出身でロボットの操作経験がなかった私でも15分程度でプログラミングができた」と述べ、参加者の興味を引いた。
講演後には、会場内に設置した2種類のデモシステムの見学会も実施した。多くの参加者がテックマンロボットの協働ロボットの動きに高い関心を示しつつ、モリタアンドカンパニーの技術者らと実機を前に活発な質疑応答を交わした。
(ロボットダイジェスト編集部 桑崎厚史)