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2022.02.21

[特集 国際ロボット展vol.2] iREXもうすぐ開幕

2022国際ロボット展(iREX2022)は3月9日~12日の4日間、東京都江東区の東京ビッグサイトで開かれる。615社・団体が出展し、過去最大規模の3227小間で開催される予定だ。今回展は「ロボットがつなぐ人に優しい社会」をテーマに、ロボット関連の企業や団体が最新製品や技術を披露する。

615社・団体が出展

3月9日~12日に東京ビッグサイトで開催されるiREX2022のロゴ

 iREX2022がいよいよ3月9日から開幕する。「世界最大規模のロボット専門展」と呼ばれるiREXは、1974年から2年に一度のペースで開催され、今回で24回目を迎える。前回展は2019年12月18日~21日に開かれ、出展者数は637社・団体、開催規模は3060小間だった。世界64カ国から過去最高の14万1133人が来場した。今回展は新型コロナウイルス感染症対策を入念に講じた上で、615社・団体の出展者数で開催される。開催規模は前回展を167小間上回る3227小間で、過去最大規模で開催される予定だ。
 
 会場は東京都江東区の東京ビッグサイトで、東1~8ホールと西3~4ホールを使用する。会期中は毎日、りんかい線の国際展示場駅と東ホール、西ホールの3カ所を巡回する無料シャトルバスを運行する。

 また今回展では、リアル会場での開催に先立ち、初めてオンライン展も併催されるのが特徴の一つ。オンライン展は3月1日~18日にiREXオンラインで実施する。出展企業のウェブ展示や、限定ウェブセミナーを配信する予定だ。

物流向けゾーン新設

会場レイアウト。今回展では「マテハン・ロボットゾーン」「部品供給装置ゾーン」が新設された

 今回展のテーマは「ロボットがつなぐ人に優しい社会」。人とロボットが共存、協業する社会を実現するためのロボット技術や自動化技術、人工知能(AI)をはじめとした最先端のデジタル技術などが一堂に展示される。

 メイン会場の東ホールには「産業用ロボットゾーン」や「ロボットSIerゾーン」「サービスロボットゾーン」を設ける。ロボットメーカーやシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが各ゾーンに出展し、最新製品や技術を披露する。また今回展からは、物流業界向けにロボット技術や自動化技術を提案する「マテハン・ロボットゾーン」や、パーツフィーダーなどを展示する「部品供給装置ゾーン」も新設する。

 一方、西ホールでは講演やセミナー、併催企画や同時開催展などを実施する。特に注目すべきは、宇宙開発事業に特化したロボットや製品、サービスを集めた併催特別企画展示「国際宇宙産業展 ISIEX ZONE」だ。

会場でははさまざまな併催企画も開催される

 robot digest(ロボットダイジェスト、通称ロボダイ)では、今回展の取材班が総力を挙げて会場を取材し、会期中や会期後にリポート記事を掲載する。来場予定者も会場に行けない人も要チェックだ。ロボダイを運営するニュースダイジェスト社も今回展に出展し、ロボダイをPRする予定だ。

(ロボットダイジェスト編集部 鷲見咲美)

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