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2021.02.03

産ロボ・FA向けの高剛性な減速機を開発/ニッセイ

 ニッセイは2月1日、「高剛性減速機 中空タイプ」を開発したと発表した。

 近年の自動化、省人化ニーズの高まりに応えた製品で、産業用ロボット・工場自動化(ファクトリーオートメーション=FA)機器に適する。

高剛性減速機中空タイプの断面イメージ

 従来の同社減速機とは異なる差動減速機構(偏心揺動型)を採用し、高い剛性と許容トルク(対応できる回転力の強さ)を実現した。ローラーを直交配列した軸受けを出力軸と一体化しており、コンパクトでありながら出力軸への負荷にも強い。減速比が変わっても歯車のかみ合い率がほぼ変わらないため、低減速比でも高いトルクが得られる。

 中心部に穴が開いた中空構造で、中空径が大きく、ケーブルの配線などに利用できる。

 2月から5月末までサンプル品の無償提供キャンペーンを実施し、ロボットメーカーやFA機器メーカーに提案していく。同製品は次世代を担う「成長エンジン」の位置付けで、今後も順次製品ラインアップを拡充する計画だ。

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