スマート工場をワンストップで提供/チームクロス FA
最新の自動化技術を導入したスマート工場をワンストップで提供する企業連合Team Cross (チームクロス) FA が8月に発足した。ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)などが幹事企業として参画する。「今後日本は生産技術を輸出すべき。海外では大規模な工業団地の造成が進んでおり、数千億円の売り上げ規模も狙える」と複数の幹事企業の代表を務める天野真也社長は言う。
工場建屋やITシステム、人材まで全てカバー
マルチベンダー主導で顧客に最適なものを
オフィスエフエイ・コムの飯野社長は、案件の受注から提供までの流れを説明。その中で、理想とする組み立てラインのあり方にも言及し、「今後は『超フレキシブル生産ライン』が求められる。コンベヤーの脇にロボットを並べるのではなく、無人搬送車(AGV)で製品を搬送しながら必要なロボット作業ステーションに立ち寄って製品を完成させる方式だ。カスタマイズが必要な製品だけカスタマイズ工程のステーションに寄ればよく、工程の組み換えなども自在にできる」と持論を述べた。