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2019.09.18

[特別企画 新ロボット展 in 2020年愛知vol.1]ROBOT TECHNOLOGY JAPANに込める思いとは/RTJ事務局長インタビュー

2020年7月、愛知で新たなロボット展示会が誕生する――。工場や物流拠点で使う産業用ロボットやその他自動化システムに特化した専門展「ROBOT TECHNOLOGY JAPAN(ロボットテクノロジージャパン、RTJ)2020」が、ニュースダイジェスト社(名古屋市千種区、樋口八郎社長)の主催で開かれる。この9月から出展者の募集が始まった。平野清嗣RTJ事務局長は「製造業が集積する中部地方で専門展を開催することにより、産業用ロボットの普及を後押ししたい」と意気込む。

産業の集積地、中部で

RTJのポスターと平野清嗣RTJ事務局長

――まず展示会の概要を教えてください。
 2020年7月2日~4日の3日間、愛知県常滑市の愛知県国際展示場、通称「Aichi Sky Expo(アイチ・スカイ・エキスポ)」で開催します。愛知県機械工具商業協同組合(愛機工、理事長・水谷隆彦ミズタニ機販社長)が共催です。会場は今年8月、中部国際空港があるセントレア島にできたばかり。中部国際空港から徒歩5分の立地で、名古屋駅から最速30分程度で到着します。また3400台分の駐車場があり、電車でも自動車でもアクセスしやすいと考えています。

――展示会に込めた思いや狙いは何ですか。
 日本は少子高齢化が進んでいます。今でも叫ばれている人手不足が、将来はより深刻になる。そこで産業用ロボット導入の機運が高まっています。特に中部地方は製造業が集積しています。生産性の向上や品質の安定を目的に、産業用ロボットに興味を持つ方は多いでしょう。ただ一方、これまで中部地方で大規模なロボットの展示会がなく、東京や大阪まで足を運ぶ必要がありました。

――それが愛知で開催する理由ですね。
 はい。製造業が集積する愛知での開催ということで、東京などで開かれる展示会と同様の内容にするつもりはありません。人手不足が進む中で、中部地方を中心とした来場者の方々と、未来の製造現場の姿を一緒に考えられたら幸いです。そこで出展対象を製造現場や物流拠点で使う産業用ロボットや自動化システムに特化しました。製造現場で働く方々が、作業着のまま来られる展示会にしたいです。

――作業着のまま。その思いは。
 現場で働く方々に来場してもらい、出展者と意見交換をしてほしい。出展者側から見たら、きっと東京や大阪の展示会とは異なる、現場に近いニーズを発掘できるでしょう。中部地方には製造業が多い。生産拠点があるから設備の担当者もいる。スムーズな商談が期待できます。

  • RTJと同じく愛知県で開かれた「メカトロテックジャパン(MECT)2017」での展示

  • 展示会場内の様子

産業用ロボットに特化

産業用ロボットが多数展示される(写真はMECT2017)

――具体的な出展製品はどういったものでしょう。
 産業用ロボット本体や、それを使ったシステムを対象にします。ロボットハンドなどのエンドエフェクターや、センサー、ロボット関連のソフトウエアも当然、出展対象です。無人搬送車(AGV)や物流業界向けの自動化システムの提案も多いでしょう。モノのインターネット(IoT)や人工知能(AI)技術を使った提案や、減速機やサーボモーターといったロボットの要素部品の出展も見込んでいます。一方、例えば企業の受付に置くようなヒト型ロボットや介護、警備向けのサービスロボット、ドローンは展示会の対象外にしました。

――出展者はロボットメーカーだけではない。
 当然、ロボットやロボットの周辺機器メーカーが多くはなります。ただそれだけでなく、自動化のパッケージシステムを持つ産業機械メーカー、特に工作機械や工作機器、測定機器メーカーから多くお問い合わせをいただいています。今年1月にRTJの開催を発表して以降、各方面から想定以上の反響や出展の意向を伺っています。RTJで新製品を発表したいと、開発スケジュールを早めた企業もあるそうです。

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