物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【後編】
既存システムに新技術を組み込む
ロボットとAIの組み合わせ
物流での実績をアピール
産業用ロボットのコントローラーメーカーのMUJIN(ムジン、東京都墨田区、滝野一征CEO)は、物流工程ごとの作業をブースで再現した。
可搬重量10kg程度のロボットを使った日用雑貨品の仕分け作業や、大型のロボットを使った段ボール箱の積み下ろしなどを披露。どの展示も多くの見物人であふれた。
同社のコントローラーは動作の入力(ティーチング)が簡単で大手ロボットメーカーの大半の機種に対応するなど汎用性が高く、物流倉庫での導入実績が多い。
今年8月には卸売企業PALTAC(パルタック)の物流拠点にロボットシステムを納入。「『デパレタイズ』と呼ばれる荷下ろし作業の完全自動化を実現した。このノウハウを他の物流倉庫でも生かしたい」と山内龍王PRマネージャーは意気込む。