10月12日、「第10回ロボット大賞」が発表された。同賞は日本のロボット技術の発展やロボットの普及拡大につながる優れたロボットや部品、取り組みなどを表彰する制度で、経済産業省などの各省と日本機械工業連合会が共同で主催する。
経済産業大臣賞は、オムロンの自律搬送ロボット(AMR)「モバイルロボットLD/HDシリーズ」。 人や障害物を回避しながら安全に自律走行でき、運行管理ソフトにより最大100台まで一括管理できる。「AMRプラットフォームとして完成度が高い」と実用性の高さや豊富な導入実績などが評価された。
厚生労働大臣賞はメディカロイド(神戸市中央区、浅野薫社長)の腹腔鏡手術支援ロボットシステム「hinotori(ヒノトリ)サージカルロボットシステム」、農林水産大臣賞はAGRIST(アグリスト、宮崎県新富町、秦裕貴社長兼最高技術責任者)の自動収穫ロボット、中小・ベンチャー企業賞(中小企業庁長官賞)はコネクテッドロボティクス(東京都小金井市、沢登哲也最高経営責任者)とTeamCrossFA(チームクロスFA)が開発した総菜盛り付けロボット「Delibot(デリボット)」が受賞した。
日本機械工業連合会会長賞は倉敷紡績のケーブル認識用3Dビジョンセンサー「KURASENSE(クラセンス)」、ビジネス・社会実装部門の優秀賞はジェイテクトの介護用パワーアシストスーツ「J-PAS fleairy(ジェイパスフレアリー)」、研究開発部門の優秀賞は東京ロボティクス(東京都新宿区、坂本義弘社長)の人型ロボット「Torobo(トロボ)」、記念特別賞は北陽電機の移動ロボット用測域センサー「URGシリーズ」が受賞した。 表彰式は、10月19日に都内の東京ビッグサイト西ホール内メインステージで開催する。
関連記事:川重の産ロボ技術を医療に! 国産初の手術支援ロボ開発/川崎重工業、メディカロイドなど 関連記事:ロボットで野菜の収穫作業を自動化!/AGRIST 高辻克海CVO インタビュー 関連記事:惣菜製造に一石投じる! 唐揚げやポテサラ用ロボ本格導入へ/日本惣菜協会ほか 関連記事:たわみやねじれも正確に! ケーブルに特化したビジョンセンサー【前編】/クラボウ
使いやすく、導入しやすい中国製ロボを日本に/IDECファクトリーソリューションズ
[注目製品Pick Up!vol.2]業界最大35kg可搬はだてじゃない/ファナック「CRシリーズ」【前編】
[創刊特別インタビュー]10年後が楽しみ/国際ロボット連盟津田純嗣会長
NTTコムの新規事業プログラムに人型ロボが選出/THK
物流向けにAIロボットと遠隔操作の組み合わせを事業化/オカムラ
コスト抑えて協働ロボのシステム構築/横山興業
物流向けロボットに注目!/国際物流総合展2018【前編】
[特集FOOMA JAPAN]速報リポート! 今年のFOOMAはロボットだらけ【前編】
複数メーカーの自律移動ロボの連携が容易に/NEDO、東芝
産業用ロボットにはどういったタイプがあるのか。分類や定義、トレンド、歴史など、さまざまな観点から説明します。
“自社に合った、本当に役立つロボットシステム を導入するにはどうすればよいのか。その手順や気を付ける点などを解説します。
「産業用ロボットの導入コストはどれくらい?」。ロボット本体やシステム構築に掛かるコストの目安や考え方を紹介します。
産業用ロボットには専門用語がたくさんあります。企業のホームページやカタログを読む際に役立つ基本用語を説明します。
アクセスランキング
データベース更新情報
1.ヒューマノイドを開発、人間の手作業を高精度に再現/DOBOT
2.[SI基礎講座vol.21] 技術者倫理と法知識①
3.ロボットの普及拡大を図る「全国ロボット・地域連携ネットワーク」が発足
4.中国ROKAEと代理店契約を締結、SIer事業の方針を大幅転換/IDECファクトリーソリューションズ
5.グローバル経営組織を新たに発足/Mujin
DOBOT JAPANの情報が更新されました。
フエニックス・コンタクトの情報が更新されました。
シナノケンシの情報が更新されました。
XYZ Roboticsの情報が更新されました。
THKの情報が更新されました。
ロボットダイジェストのパートナーメディア「月刊生産財マーケティング」。工作機械や関連機器のマーケティング誌で、最新技術やメーカー各社の販売戦略、分析記事など、ものづくりに携わる方々に有益な情報が満載です。2025年7月号の特集は「プレス・板金加工の真価~人手不足、環境問題に挑む~」です。電子版も販売しております。詳しくは当欄の下部から。