ロボットの技術交流イベントを名古屋で開催/TechShare
中国の協働ロボットメーカーDOBOT(ドゥーボット)などの代理店を務めるTechShare(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)は12月11日~13日の3日間、名古屋市内でロボットの技術交流イベント「Robot Innovation Week(ロボット・イノベーション・ウィーク)2024」を開催した。会場ではDOBOTの協働ロボットや中国のロボットベンチャーの新製品などを展示した。自動車産業の関係者を中心に3日間で約1000人が来場した。
「模倣学習」のデモを展示
テックシェアは12月11日~13日にかけて、中国のロボットメーカー4社と共催でロボット・イノベーション・ウィーク2024を開催した。DOBOT、Unitree Robotics(ユニツリー・ロボティクス)、AgileX Robotics(アジャイルエックス・ロボティクス)、YOUIBOT(ユーアイボット)の4社と共に協働ロボットや無人搬送車(AGV)の実機を展示した他、カンファレンス(会議)も同時開催した。 今回のイベントは2023年に続き2回目の開催となる。テックシェアの重光社長は「前回との違いはヒト型ロボット(ヒューマノイド)などの特徴的なロボットの展示が増えたこと。また、人工知能(AI)を使った『模倣学習』のデモも今回初めて展示した。深刻化する人手不足を背景に、軽作業をロボットで代替する技術が今後ますますトレンドになる」と語る。
また、ロボットベンチャーのユニツリー・ロボティクスの2足歩行のヒューマノイドを使ったデモも実施した。現在は研究用での導入にとどまるものの、関節の柔軟な動きを生かしたデモに来場者は関心を寄せた。また、建設現場での導入が見込まれるイヌ型の4足ロボットも披露した。これらのロボットはコントローラーでラジコンのように動かせるが、テックシェアが新たに開発した自律走行制御ユニット「Patrobot(パトロボット)」を搭載すれば自律走行も可能になる。