ロボットによる宇宙での組み立て作業、地上での実証に成功/GITAI Japan
宇宙用の作業代替ロボットを開発するベンチャー企業のGITAI Japan(ギタイジャパン、東京都目黒区、中ノ瀬翔最高経営責任者<CEO>)は12月15日、宇宙用のロボット「S1」による、宇宙での組み立てを模擬した作業の遂行に成功したと発表した。
今回成功した作業は、柱状の部品から架台を立ち上げ、パネル状の部品を組み付けるもの。太陽光発電システムやアンテナ、望遠鏡のミラーなどの組み立てを模した作業だ。ドライバーなどの道具を使った作業も含まれ、ロボットアームが汎用的に使えることを確認できた。 宇宙に打ち上げられる物のサイズには制約があるため、部品を打ち上げ、宇宙で大きな構造物を組み立てるニーズがあるという。 同社では2021年に、国際宇宙ステーション船内でS1の実証試験を行う計画だ。