生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

「ウェット加工」ができるロボット切削システムを開発/豊電子工業

ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)はこのほどロボット切削システムを開発した。高い防水、防じん性能のファナックの産業用ロボットを使い、切削工具の内部からクーラント(冷却・潤滑油)を供給する「ウェット加工」を実現した。電気自動車(EV)の大型部品や航空機の胴体部品など約1000mm四方の被削材(ワーク)をターゲットに据える。

プラスチック専門展で省人化のニーズに応える提案/名古屋プラスチック工業展2024

プラスチック関連技術の専門展「名古屋プラスチック工業展2024」が11月20日~22日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。プラスチックの成形現場も人手不足が深刻で、省人化や自動化のニーズが一層高まっている。会場ではプラスチックを成形する射出成形機メーカーや、射出成形機から完成品を取り出す「取り出しロボット」メーカー各社が、こうしたニーズに応える最新のソリューションを披露した。

新ブランドで協働ロボットシステムを訴求/アスカ

アスカは11月14日と15日の2日間、協働ロボットや自律走行型搬送ロボット(AMR)を使った自動化システムのプライベートショー(PS)「UNI-ROBO TECH EXPO(ユニロボ・テックエキスポ)2024」を愛知県刈谷市の本社で開催した。自動車部品メーカーとしてのノウハウを生かした協働ロボットのパッケージシステムに来場者の注目が集まった。今年新たに策定した協働ロボット事業の新ブランドもアピールした。

人の成長が企業の成長に/北川鉄工所 岡野帝男社長インタビュー

北川鉄工所といえばFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)業界ではチャックや円テーブル、ロボットハンドが有名だ。今年6月に初めて創業家以外から経営トップに就任した岡野帝男社長は、同社のメインバンクである広島銀行出身で、培った人脈を生かして採用や人材育成に注力する。また、自らを「新しいもの好きで開発型の人間」と評し、開発本部長を兼任することをプレッシャーごと楽しむ。

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