
AI対応や高度なセンシングなど一歩先行くソリューションが集結
1月22日~24日の3日間、都内で「ファクトリー・イノベーション・ウィーク(FIW)2025」や「第17回オートモーティブワールド」、「第11回ウェアラブルEXPO」などの5つの展示会が開催され、全展合計で8万5430人が来場した。
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1月22日~24日の3日間、都内で「ファクトリー・イノベーション・ウィーク(FIW)2025」や「第17回オートモーティブワールド」、「第11回ウェアラブルEXPO」などの5つの展示会が開催され、全展合計で8万5430人が来場した。
大阪大学発のベンチャー企業Thinker(シンカー、大阪市中央区、藤本弘道最高経営責任者)は1月30日、バラ積みピッキングシステム「Thinker Model A(シンカーモデルA)」を発売した。
ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の豊電子工業(愛知県刈谷市、盛田高史社長)はこのほどロボット切削システムを開発した。高い防水、防じん性能のファナックの産業用ロボットを使い、切削工具の内部からクーラント(冷却・潤滑油)を供給する「ウェット加工」を実現した。電気自動車(EV)の大型部品や航空機の胴体部品など約1000mm四方の被削材(ワーク)をターゲットに据える。
ロボットハンドなどを輸入販売するリンケージ(東京都港区、大楽恒一郎社長)は、デンマークNORDBO ROBOTICS(ノーボロボティクス)のロボット操作システム「MIMIC(ミミック)」の販売に力を入れ始めた。
11月5日~10日までの6日間、都内の東京ビッグサイトで「第32回日本国際工作機械見本市(JIMTOF=ジムトフ2024)」が開かれた。同展は日本最大の工作機械見本市で、東京ビッグサイト全館を使って開催され、12万9018人(重複なし)が来場した
プラスチック関連技術の専門展「名古屋プラスチック工業展2024」が11月20日~22日の3日間、名古屋市港区のポートメッセなごやで開催された。プラスチックの成形現場も人手不足が深刻で、省人化や自動化のニーズが一層高まっている。会場ではプラスチックを成形する射出成形機メーカーや、射出成形機から完成品を取り出す「取り出しロボット」メーカー各社が、こうしたニーズに応える最新のソリューションを披露した。
機械・電気部品メーカーのアサ電子工業(東京都小平市、麻健社長)と機械部品・産業機器商社の日伝は11月22日、共同で展示会「MEKASYS(メカシス)2024 in 八王子」を開いた。
自動車関連の金属プレス部品の加工などを手掛けるスザキ工業所(岐阜県各務原市、鷲崎純一社長)はシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)の日晃オートメ(同市、沖原由洋社長)と共に今年1月、プレス部品の箱詰め作業を自動化する協働ロボットシステムを導入した。
アスカは11月14日と15日の2日間、協働ロボットや自律走行型搬送ロボット(AMR)を使った自動化システムのプライベートショー(PS)「UNI-ROBO TECH EXPO(ユニロボ・テックエキスポ)2024」を愛知県刈谷市の本社で開催した。自動車部品メーカーとしてのノウハウを生かした協働ロボットのパッケージシステムに来場者の注目が集まった。今年新たに策定した協働ロボット事業の新ブランドもアピールした。
北川鉄工所といえばFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)業界ではチャックや円テーブル、ロボットハンドが有名だ。今年6月に初めて創業家以外から経営トップに就任した岡野帝男社長は、同社のメインバンクである広島銀行出身で、培った人脈を生かして採用や人材育成に注力する。また、自らを「新しいもの好きで開発型の人間」と評し、開発本部長を兼任することをプレッシャーごと楽しむ。