[SIerを訪ねてvol.33]ソフト視点で自律化を提案/ソフィックス
まず知ってほしい
スマートSIer事業の新規案件はAMRによるマテハン系システムを中心に増えており、成約率は4割ほどという。「ニーズや条件とのマッチングは複雑で、容易でないため、失注もたびたび。しかし付加価値は大きい。また事例の経験を、失注案件を含めてノウハウとして蓄積し、ホームページでも紹介している」(花井取締役)。 自律化へのソフト的なアプローチを、そもそもユーザーは知らないことの方が多いだろう。「まず何から取り組めばいいのか?」との相談から始まり、要件定義から参画するケースがほとんどという。 「課題は知名度や認知度。生産の自律化に向けてソフト的なアプローチができることをより広く、深く知ってほしい。システム開発の工数削減のために、共通化すべき勘所はあるはず。そのパッケージを数年に一度のペースでリリースしていく。とにかく多くの経験を積み、自律化を積極的に提案し、幸せな工場を増やしたい」と花井取締役は意気込む。
(ロボットダイジェスト編集部 芳賀崇)
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