[特集2025国際ロボット展vol.7]既存の生産体制に組み込みやすい/三和ロボティクス
コラボ展示で多品種向けに提案
今回展は今年10月に開催された「メカトロテックジャパン(MECT)2025」と同様に、ネクサートJ30と工作機械を連携したコラボレーション展示で挑む。ブラザー工業と合同で出展し、小型MC「SPEEDIO(スピーディオ)」とネクサートJ30を組み合わせた展示で、多品種生産の製造現場に向けて訴求する。
ネクサートJ30は5軸MCだけでなく、立形MCとつなげても使いやすいのが特徴だ。立形MCは切りくずがパレット上に堆積しやすく、従来は自動化システムとの連携が難しかった。一方、ネクサートJ30は機構を見直して切りくずの排出性を高め、より幅広いタイプの小型MCと接続できるようになった。
併せてジグ(補助具・ワーク固定具)メーカーのさまざまな製品も紹介する。ネクサートに搭載するパレットにどのようなジグを載せればいいか悩む顧客が多いとの課題を受け、専用ジグを使わずとも汎用ジグで運用できる点をアピールする。沢社長は「工作機械やジグとコラボして展示することで、具体的な導入イメージをつかんでもらえれば。初めて自動化システムを導入する方のエントリーモデルとしておすすめしたい」と意気込む。
(ロボットダイジェスト編集部 平川一理)

