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2024.09.17
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[SI基礎講座vol.15] 保有してほしい能力③

問題を展開していきツリー図に

真因を見極める力を持つ②(SI基礎講座、スライド資料より)

 「なぜなぜ分析」と同様に真因を見極めるための方法の一つに、「FTA分析」があります。  問題をより下位レベルに展開していき、ツリー図を作成します。  例えば「ボルトが回りにくい」との問題がある場合、それは「ボルトにかかるトルクより、ボルトと雌ねじ間の抵抗が大きい」ことを意味し、「ボルトにかかるトルクが小さい」と「ボルトと雌ねじ間の抵抗が大きい」という2つの事象に展開できます。その2つの事象もそれぞれ何段階かに展開できます。

真因を見極める力を持つ③(SI基礎講座、スライド資料より)

 もうそれ以上展開できない基本事象が分かったら、そこに対して手を打ちます。問題の真因が見つけられれば8割はできたようなものですね。  「なぜなぜ分析」や「FTA分析」なども活用しながら真の原因を見極めて対処し、問題を解決できるようになってください。

――次回は「保有してほしい能力④」です (構成・ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

※この記事は2023年9月12日~14日に日本ロボットシステムインテグレータ協会が主催した「ロボットSI基礎講座」を誌上講座として収録したものです。「ロボットSI基礎講座」の詳細情報の確認や申し込みは、同協会の公式ウェブサイト内「ロボットSI基礎講座」のページから。 SI基礎講座:記事一覧はこちらから

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