生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン

2023.11.24

[特集 2023国際ロボット展vol.9]周辺機器は使いやすく、安全に/ロボット周辺機器

精度を高める

メックマインドの3Dカメラ「メックアイ UHP-140」

 生産現場のロボット化が進むに伴い、ユーザーが周辺機器や要素部品に求めるレベルが上がっている。これに対し各メーカーは、精度を高めた最新製品で応える。

 中国のビジョンシステムメーカー、Mech-Mind(メックマインド)ロボティクスの日本法人メックマインド(東京都港区、楊培社長)は、3Dカメラ「Mech-Eye(メックアイ) UHP-140」を目玉に据える。
 自動車分野に向けて開発した機種で、高精度の3Dデータを生成できる。小型部品や複雑形状、反射率の高い表面も認識できるようにした。会場では全部で20台の3Dカメラを並べ、複雑化するニーズに対応できる柔軟な自動化システムを提案する。

ハイデンハインのインダクティブエンコーダー「ECI1122」


 ドイツに本社を構えるハイデンハイン(日本法人=東京都千代田区、坂本岳司社長)は、エンコーダーを得意とする。
 今回展では電磁誘導式の新型インダクティブエンコーダー「ECI1122」や「EQI1134」を中心に展示する。従来品と比較して、繰り返し精度が3倍になった。ロボットアームの速度や精度を高めるだけでなく、稼働データを自動で記録するため予防保全にも貢献する。

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