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2021.01.18
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[ロボへの道も一歩からCase.1-⑦]ロボ、ついに降臨!/サンエース編

梱包フィルムをはがすと現れる「EPSON」の段ボール

 段ボールを開けると梱包されたロボットが姿を現わした。

垂直多関節ロボット「VT6L」が登場

 ロボットはセイコーエプソン製の6軸垂直多関節ロボット「VT6L」。可搬質量6kgで、単純作業の置き換えに適した機種だ。

「届いた時の感想はどうでした?」(記者)

ついに来たか!と気持ちが高まる感じでしたね」(斉藤さん)

 梱包を取った後は、斉藤さんの作業現場の隅に置かれ、取材日に至る。

「もうハンドとかは付けてみましたか?」(記者)

「いえ、まだです。あまり触れてないんです」(斉藤さん)
 斉藤さんの担当はロボットだけではないため、付きっきりで作業はできない。

「SIerに頼らない方法は自分たちの思い通りにしやすくなりますが、斉藤さんは専業ではないので、進捗(しんちょく)のスピードはゆっくりになります。でも、それは仕方ないことです。ロボットも大事ですが、斉藤さんが担う他の仕事も大事なので」(藤田社長)

 つまり、搬入されたロボットは、まだ工場の隅に置かれたまま1度も動かしてない。
 ただ、その理由は「忙しかった」だけでもないようだ。

「実物が来て、図面上では見えなかったことが見えてきた」(斉藤さん)

「何かトラブルですか?」(記者)

ロボットは出番まで隅で待機中
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