新たなバリ取り自動化システムで中小企業への導入狙う/JOHNAN
第2の柱に育てる
JOHNANのマシナリー・ソリューション事業本部は2017年に合併した関西セイキ工業が前身。ロボットを使った自動化商品の販売だけでなく、ロボットのシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)として自動化システムの構築も手掛ける。 過去に当サイト「robot digest(ロボットダイジェスト)」の連載企画「ロボットが活躍する現場」で紹介した南山城学園のはんだ付け自動化システムを担当したのがJOHNANだ。 同事業本部の中で売り上げ比率が一番高いのがOEM(相手先ブランドによる生産)事業だ。OEMでは製造元であるJOHNANの名前が表に出ることはなく、高い技術力を持っていてもそれを対外的にアピールできない。そのため、JOHNANの名前を大々的にPRする手段としてバリスバードを開発した。 バリスバードミニの年間販売目標は20台。「まだ発売したばかりのため、すぐに目標を達成するのは難しいかもしれないが、中小企業に広く普及するポテンシャルは十分にある」と力を込める。「ものづくりワールド」をはじめとした展示会への出展などを通して知名度の向上に力を入れる。
(ロボットダイジェスト編集部 斉藤拓哉)