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2024.01.09
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[2023国際ロボット展リポートvol.16] 搬送ロボットも多数出展/ヤマハ発動機、MiR、シナノケンシ、ビジョンナビロボティクス

全てロボットの力で完結/シナノケンシ

AMRが作業台に移した部品をロボットがピッキングする

 ASPINA(アスピナ)ブランドで展開するシナノケンシ(長野県上田市、金子元昭社長)は、製造現場向けのAMR「Aspina(アスピナ)AMR」を展示した。AMRで部品トレーを作業台へ運び、協働ロボットでピッキングするデモを披露した。

 その他、小型製品の外観検査をするロボットシステムや、三つ爪電動ロボットハンド、薄型インホイールモーターなど、多彩な展示を行った。企画営業部の宮下秀一氏は「総合的なサービスを提供していきたい」と語る。

対象物を認識しAGFに搬送指示/ビジョンナビロボティクス

ビジョンナビロボティクスは2台のAGFと1台のAMRを出展した

 中国の搬送ロボットメーカーVisionNav Robotics(ビジョンナビロボティクス)の日本法人ビジョンナビロボティクスジャパン(東京都新宿区、任娜<Kiki>ゼネラルマネージャー)は、AGF2台とAMR1台を出展した。

 高い棚にも届くAGF「VNR14」でパレット(荷役台)を棚から下ろし、AMR「VNK10」でそのパレットを搬送する様子を見せ、自動搬送のトータルソリューションを提案した。

 

 またAGF「VNP15」で鉄製パレットの段積みを自動化したほか、ブース内に設置したカメラで範囲内の作業者や対象物を認識できる「BrightEye System(ブライト・アイ・システム)」も訴求した。石毛将太セールスディレクターは「ブライト・アイ・システムは、AGFの作業エリア内へ作業者が侵入した際にアラートを鳴らす機能や、有人フォークリフトで運んできた対象物を認識してAGFに搬送の指示を送る機能などがある」と話す。

 

(桑崎厚史、西塚将喜、水野敦志、斉藤安紀)

 

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