特集・トピックス

　大手測定機器メーカーのミツトヨ（3B05）も自動化提案に注力する。 　測定の自動化システムをパッケージにした「Mi-BOT e-system（マイボットイーシステム）」でデモを実演している。協働ロボットがラックから測定対象物を運び、同社の３次元測定機「MiSTAR（マイスター）555」で測定する。 　マーケティング課の白井太朗副主査は「展示のシステムは生産現場で運用する１つの例。現場に合わせてロボットの動作のプログラミングや測定補助具（ジグ）の選定などもわが社で担うため、測定の自動化に興味のある来場者から要望を聞きたい」と語る。

　単軸ロボットメーカーのアイエイアイ（3C02）もMECT2023に出展し、数多くのシステムを展示する。 　目玉の一つが、電動アクチュエーター「エレシリンダー」を活用した、垂直搬送システムだ。空圧のエアシリンダーと比べサイクルタイムを50％短縮し、二酸化炭素の排出量も大幅に抑えられる。また低価格のためエアシリンダーと置き換えやすい。 　「空間をより有効に使うため、工場の高い位置に搬送システムを設ける天井搬送が増えており、垂直搬送のニーズも高い。自動車業界での採用も増えている」と担当者は言う。