2019.06.27
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いつか、あなたの街にも?! キャラバンカー、発進/シュンク・ジャパン

 ただ、小規模な展示会の良さもある。川村マネジャーは「膝を詰めて長時間、製品について話せて手に取ってもらえる。具体的な商談につながるケースも多い」という。  そこで大小、それぞれの展示会の良さをキャラバンカーで体現しようと考えた。車体の外装でブランドを表現し、車内には製品を並べる。顧客に搭乗してもらい製品に触れてもらう。キャラバンカーには発電機やエアコンプレッサーを搭載し、実際に製品を動かせる。「例えば、防じん・防水性能の高いロボットハンド『DPG-plus(プラス)シリーズ』では、稼働時の爪と本体の隙間の無さを見てもらえる。そこを見れば、防じん・防水性能の高さはすぐに理解できる」(川村マネジャー)。

キャラバンカーの車内
車内でロボットハンドを動かす川村康士マネジャー

本国からの期待も高い

 まずは6月下旬から、九州地方の顧客や潜在顧客に出向き営業活動に使う。その後は各地の展示会や、ロボットや工作機械メーカーのプライベートショーで使用する計画だ。  キャラバンカーの取り組みはシュンクグループでも珍しく、ドイツの本社では事例がない。少なくともアジア地域では初という。川村マネジャーは「この1年は月2回以上のペースで使用し、効果を見極めたい。反響が良ければ、リースから保有に契約を変えたり、規模の大きな2台目の導入も考えている。シュンクグループ全体、特にドイツ本社からの期待もあり、ぜひとも何かしら成果を残したい」と意気込む。

(ロボットダイジェスト編集部 西塚将喜)

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