[注目製品PickUp!vol.17]早さを極めたハイエンドロボット【後編】/ユーシン精機「FRA」
国内外で4つの賞を受賞
高付加価値な製品でニーズに応える
FRAはハイエンド機種だけあって、既存の取り出しロボットに比べて高価だ。その分、通算出荷台数はそう多くはないが、一定の受注がある。ユーザーの評価も高く、小谷氏は「開発時の狙いがぴったりはまって購入していただいたこともあり、うれしかった」と話す。 「プラスチック製品は、自動車の内外装部品やヘッドライト、スマートフォンのコネクターやカメラレンズを中心に需要が高まっている」と小谷氏。特に加飾成形(射出成形と同時にフィルムの模様を転写する)やインサート成形(ねじやナットなどをあらかじめ金型にはめ込んで射出成形する)といった複雑な射出成形には、高度な取り出しロボットが求められる。小谷氏は「FRAを中心に高付加価値な製品でニーズに応えたい」と語る。
――終わり (ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)
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