2022.11.15
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今年度内にAMRの群制御システム実装へ/Keigan

国内外で広がる引き合い

徳田社長は「積極的に顧客の声に応えていきたい」と意欲を見せる

 現在同社ではケイガン・アリの個別のカスタマイズに開発リソースの大部分を割いており、エンジニアや営業はもちろん事務員に至るまで、人材確保が喫緊の課題。また、半導体部品を中心に仕入れ価格の高騰も影響が拡大しており、製品価格への転嫁も検討する。  「もともとAMRは決して安価ではないのだが、引き合いは活発。人手不足の問題が拡大している証拠だろう」と話す。  「将来的には、メーカーとしてケイガン・アリをグローバルに販売したい。具体的な引き合いもある」と話す徳田社長。「AMRの研究は日本でも多くされてきたが、実用化は中国を筆頭に海外で先行している。日本にもAMRメーカーがあることを示したい」と言う。輸出には現地の規格の認証が必要になるなどハードルはあるが、まずはアジアや欧州で導入の実績を作る考えだ。「国内外の幅広いニーズに応えられる素地を作るためにも、これからも機能開発を続けたい」と力を込める。

(ロボットダイジェスト編集部 松川裕希)

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