
[連載コラム:いまさら聞けないキーワード]vol.06 遠隔操作
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボットの活躍を後押しする可能性を秘める「遠隔操作」がテーマです。
生産現場のロボット化と自動化を支援するウェブマガジン
NEW ARTICLE
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボットの活躍を後押しする可能性を秘める「遠隔操作」がテーマです。
フレアオリジナル(長野県坂城町、田中陽一郎社長)は、製造業や物流業、建設業など幅広い分野で実績を持つシステムインテグレーター(SIer、エスアイアー)だ。さまざまな工程のロボット化を実現する他、自社オリジナルの自動化パッケージも開発した。エンジニア一人一人がシステム構築をトータルでできるようにして、現場へのスムーズな導入を図る。田中社長は「難しい案件でも断らず、ユーザーの要望をしっかりと聞いて応えたい」と語る。
産業機械メーカーのスギノマシン(富山県滑川市、杉野良暁社長)は板金加工の現場向けに「溶接ロボットシステム」と「カエリ取りシステム」を開発し、今年7月から受注を開始した。両方ともパッケージ仕様のロボットシステムで、ティーチング(動作を覚えさせること)に手間をかけることなく溶接作業やバリ取り作業を自動化できるのが特徴だ。同社は産業用ロボットと自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」に出展し、両システムを披露した。
アイエイアイ(IAI、静岡市清水区、石田徹社長)は本社を移転し、7月17日から新本社での業務を開始した。新本社は旧本社と同じ静岡市清水区内で、電話番号とFAX番号は変更なし。
モーター内蔵型ローラー(MDR)を使った搬送システムを製造、販売する伊東電機(兵庫県加西市、伊東徹弥社長)は5月27日、本社工場内の展示施設「イノベーションセンター」をリニューアルした。6月12日には展示施設「テックセンター北関東」をリニューアルし、海外のテックセンターもリニューアルを予定している。国内外の展示機能を強化して販売に力を入れ、2025年度には売上高300億円を目指す。
ファナックは7月12日、米国現地法人のファナックアメリカが米国ミシガン州のオーバーンヒルズに新拠点「ウエストキャンパス」を竣工(しゅんこう)したと発表した。土地面積は約27万㎡で、投資額は1億1000万ドル(約170億円)。新拠点では顧客のニーズに合わせてカスタマイズした自動化システムを提供する他、6000台以上のロボットと保守部品を迅速に供給するための倉庫も備えた。
システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)のトライエンジニアリング(名古屋市守山区、片山誠二社長)や切削工具メーカーのイワタツール(同、岩田昌尚社長)など8社が、「ロボット加工技術研究会」を7月4日付で発足した。切削加工用ロボットシステムの技術開発を推進し、認知度向上や市場拡大につなげるという。同日から開幕した産業用ロボットや自動化システムの専門展「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」の会場で会見を開き、発足の狙いや今後の取り組みについて報道関係者らに発表した。
中小企業基盤整備機構(中小機構)は全国中小企業団体中央会に委託し、中小企業省力化投資補助事業(中小企業省力化投資補助金)を実施している。その第2回公募スケジュールなどを公表した。
精密小型モーターメーカーのオリエンタルモーター(東京都台東区、川人英二社長)は7月3日、小型ロボット「OVRシリーズ」に3軸直交ロボットを新たに追加したと発表した。
メカトロニクス専門商社のダイドー(名古屋市中村区、山田貞夫社長)の三橋愛莉花さんは、東京都江戸川区にある「東京ロボット館」で2代目館長を務める。ロボットの見学や実機テストができる「ダイドーロボット館」は国内3カ所にあるが、三橋さんは同社で初の女性館長だ。「多くの知識が必要な仕事ですが、新しいことを学ぶのは楽しく、やりがいも感じます」と三橋さんは語る。