
[連載コラム:いまさら聞けないキーワード]vol.05 ティーチレス
最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボット普及のカギを握る「ティーチレス」がテーマです。
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最近よく聞く言葉だけど、「それどんな意味?」と聞かれたら自信を持っては答えにくい――。そんな言葉はありませんか? 新連載コラム「いまさら聞けないキーワード」では、そんなロボット業界のキーワード・新ワードを紹介します。今回は、ロボット普及のカギを握る「ティーチレス」がテーマです。
中国深センに本社を置くPudu Robotics(プードゥーロボティクス)は5月24日、工場用の搬送ロボット「PUDU T300」を発売すると発表した。同社は飲食店などで使われる配膳用ロボットなどでは豊富な導入実績を持つが、工場向けの搬送ロボットを開発したのは今回が初めて。
筑波大学発の人工知能(AI)ロボティクスベンチャーのCloser(クローサー、茨城県つくば市、樋口翔太社長)は5月27日、パレタイジング(積み付け)の自動化システム「Palletizy(パレタイジー)」に新機能を実装した。新機能の「AutoLayout(オートレイアウト)機能」は、段ボール箱のサイズなどの数値に基づき、最適な積み付けパターンを自動生成する。樋口社長は「複雑な操作の必要ないオートレイアウト機能を提案し、中小規模の製造ラインの出荷作業の自動化を支援したい」と語る。
いよいよ来月、産業用ロボットや自動化システムの専門展示会「ロボットテクノロジージャパン(RTJ)2024」が開幕する。出展情報は公式サイトで公開されているが、「協働ロボット」「ロボットハンド」「無人搬送車(AGV)/自立走行型ロボット(AMR)/無人搬送フォークリフト(AGF)」「人工知能(AI)」の4つのキーワードで、注目の展示を紹介する。今回はその前編で、8製品をピックアップした。会場で実物を見られるのを楽しみにしてほしい。
「失われた30年」、この言葉はバブル経済の崩壊以降ずっと低成長が続いた日本の経済や社会を表す言葉だ。2000年代前半には「失われた10年」と言われていたが、その後も状況は変わらず2010年代前半には「失われた20年」、そして近年は「失われた30年」と言われるようになった。
三菱電機は高速で高精度なFA(ファクトリーオートメーション=工場自動化)機器と制御技術を組み合わせたロボット「TOKUFASTbot(トクファストボット)」で「パズルキューブを最速で解くロボット」のギネス世界記録に挑戦し、5月21日に認定された。これまでの認定記録だった0.38秒を上回る0.305秒を達成した。
物流サービスを展開する日本ロジテムと自動フォークリフト(AGF)「AutoFork(オートフォーク)」を開発するハクオウロボティクス(東京都荒川区、鈴木智広最高経営責任者<CEO>)は5月20日、オートフォークを使った自動搬送の実証実験を愛知県稲沢市にある日本ロジテムの稲沢営業所で実施したと発表した。
減速機の大手メーカー、ハーモニック・ドライブ・システムズは2021年、従来の構造を一新した減速機ユニットを発表した。それが超軽量・扁平(へんぺい)ユニット「CSF-ULWシリーズ」だ。従来品と比べて、最大で質量は56%減、厚さは38%薄くできた。さらに、 CSF-ULWシリーズと同様の手法で新製品の開発も進めている。
電線メーカーのタツタ電線は、ロボット向けケーブルのハイエンド製品として「高力ケーブル」をラインアップする。約40年前に独自開発した高張力合金は、高耐久性でありながら導電率も優れる。「開発当時は性能が高すぎるがゆえに用途が非常に限られていたが、ここ10年ほどで活用の幅が増え、ようやく時代が追い付いたように感じる」と産業機器電線営業部の辰馬卯恒主任は話す。
安川電機と大手製薬会社のアステラス製薬は5月17日、ロボット技術と製薬技術の融合による細胞医療プラットフォームの構築に向けた覚書を締結した。