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[気鋭のロボット研究者vol.5]やわらかハンドでおかず詰めを自動化【前編】/立命館大学平井慎一教授

現実にある問題を出発点として研究を進める平井慎一教授。ソフトロボティクスを研究する平井教授が着目したのは、コンビニエンスストアなどの弁当におかずを詰める作業の自動化だ。産業用ロボットのハンドとしては珍しい、3Dプリンターを使って製作した「ソフトハンド」を研究する。2020年の実用化に向けテスト運用を始める。

[注目製品PickUp!Vol.7]厳しい環境でも大丈夫!小型・軽量・高把持力のグリッパー【後編】/鍋屋バイテック「5000シリーズ」

鍋屋バイテック(岐阜県関市、岡本友二郎社長、以下NBK)は、ドイツの機械部品メーカーZIMMER(ツィマー)GROUPの国内総代理店だ。加工現場の環境に適した高強度のロボットハンド(グリッパー)「5000シリーズ」などの販売やサービスを一手に担う。前編で紹介したように、5000シリーズの最大の特徴は小型で高把持力、高剛性であること。オープンな情報通信規格「IO-Link(アイオーリンク)」に対応する「IL仕様」もあり、既存のネットワークにも簡単に接続できる。また、より簡単にグリッパーが操作できるようロボットメーカーとのコラボレーションもスタートした。

可搬重量1kgの小型ロボットを発売/不二越

ロボットメーカーの不二越は1月31日、軽量・コンパクトな産業用ロボット「MZシリーズ」に可搬重量1kgの「MZ01」を追加した。小型化と高剛性を両立した設計で、これまでシリーズ最小だった4kg可搬の「MZ04」に比べ容積を55%削減した。導入時の所要面積も小さいためコンパクトな製造ラインを作れる他、本体質量が10kgと軽く、設備のレイアウトを変更しやすい。

[人事]グローリー新社長に三和元純氏、4月1日付

「ASROF(アスロフ)」のブランドでロボットのシステムインテグレーター事業を手掛けるグローリーは1月31日、4月1日付で三和元純(みわ・もとずみ)副社長が社長に昇格すると発表した。三和新社長は1977年大阪大学経済学部卒。同年太陽神戸銀行(現三井住友銀行)入行。2005年神戸ビル管理常務。09年グローリー入社。

協働ロボ「ソーヤー」などリシンクの事業を引き継ぐ/ハーン・グループ

ドイツに本社を置き、自動車産業向けの自動化ソリューションを提供するハーン・グループ(ラインラント・プファルツ州、トーマス・ハーン最高経営責任者)は2018年10月、同月3日に廃業を発表した米国の協働ロボットメーカー、リシンク・ロボティクスのロボット事業を引き継いだ。リシンクが所有する全ての特許や商標、ソフトウエアを取得した。取得額は公表していない。ハーン・グループはそもそも、リシンクの販売代理店だったが、協働ロボットを使った自動化ソリューションの拡充のため、ロボット事業の取得に踏み切った。

[注目製品PickUp!Vol.7]厳しい環境でも大丈夫!小型・軽量・高把持力のグリッパー【前編】/鍋屋バイテック「5000シリーズ」

今回の注目製品は、ドイツの機械部品メーカーのZIMMER(ツィマー)GROUPのロボットハンド(グリッパー)を紹介する。鍋屋バイテック(岐阜県関市、岡本友二郎社長、以下NBK)は、ツィマーと総代理店契約をしており、国内での販売やサービスを一手に担う。このグリッパーの最大の特徴はその頑丈さ。その中でも「5000シリーズ(=写真)」は金属部品の加工現場に向けて作られたため、粉じんやミストが飛ぶ厳しい環境下でも正常に動くように設計された。カバーを取り付ければ、なんと水中でも動かせるという。

10-12月の産ロボ受注額17.7%減も年間では過去最高/日本ロボット工業会

日本ロボット工業会(会長・橋本康彦川崎重工業取締役)は1月25日、2018年10-12月期の会員企業による産業用ロボットの受注額を発表した。受注額は1646億円で前年同期比17.7%減。10四半期ぶりの減少となった。前年が同36.3%増と非常に高水準だったことに加え、「米中の貿易摩擦による投資の先送りなどが影響した」との見解を同工業会は示した。

欧米や日本だけじゃない。台湾にもロボットメーカーが!【その3】

【その1】や【その2】では、ロボットメーカーや設備メーカーの動向を紹介してきた。【その3】では、安全柵なしで設置できる協働ロボットのメーカーや、ロボット部品メーカーの動きを紹介する。また、台湾でもロボット人材の確保や育成は急務であり、2つのメーカーによるユニークな取り組みを紹介する。

欧米や日本だけじゃない。台湾にもロボットメーカーが!【その2】

【その1】ではロボットメーカーの取り組みを紹介したが、台湾では設備メーカーらによるロボットシステムの提案も活発だ。モノのインターネット(IoT)技術と産業用ロボットを組み合わせたシステムが多く、工作機械メーカーが自社製品にロボットとIoTシステムを組み合わせてパッケージにした製品も少なくない。

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