2025.12.22
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技術交流イベントでAIやヒューマノイドの最新情報を紹介/TechShare

 TechShare(テックシェア、東京都江東区、重光貴明社長)は12月16日~18日の3日間、都内の秋葉原UDXで技術交流イベント「Robot Innovation Week(ロボット・イノベーション・ウィーク)2025」を開催した。
 同社が代理店を務める中国Unitree Robotics(ユニツリーロボティクス)や中国AgileX Robotics(アジャイルエックスロボティクス)、中国Dobot Robotics(ドゥーボットロボティクス)との共催で多数のセミナーを実施し、各社製品の最新の技術情報を紹介した。また人工知能(AI)の研究者などを招き、研究成果を紹介するセミナーも開かれた。

「ヒューマノイドは人がAIに作業を教える際に便利」と話す重光貴明社長

 「ヒューマノイド(ヒト型)ロボットやAIなど話題性のあるセミナーが並ぶが、いたずらに期待感をあおるのではなく、実態に即した技術情報の提供を意識した。ヒューマノイドがあらゆる現場で広く使われる時代が来るとは考えていないが、人がロボットのAIに作業を教える場合にロボットがヒト型であると非常にやりやすい。そういったAI学習用の機器としてヒューマノイドを企業の研究部門などに提案していきたい」と重光社長は話す。

 会場にはテックシェアと付き合いがある周辺機器メーカーなどの展示スペースもあり、20社以上がブースを構えて来場者に自社の製品を紹介した。
 パナソニックコネクト(東京都中央区、樋口泰行社長)は今年10月に発売したばかりのロボット制御プラットフォーム「Robo Sync(ロボシンク)」を展示し、複数のメーカーのロボットや周辺機器をロボシンクから一元制御できることなどを紹介した。
 システムインテグレーター(SIer、エスアイアー)で海外製ロボットの販売代理店でもあるTsukArm Robotics(ツカアームロボティクス、東京都千代田区、深津明生社長)は中国REALMAN ROBOTICS(リアルマンロボティクス)の本体重量がわずか3.3kgの小型ロボットアームを展示し、注目を集めた。

(ロボットダイジェスト編集デスク  曽根勇也)

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