小型の協働ロボットを開発、ラボの自動化に対応/セイコーエプソン
セイコーエプソンは6月3日、年内をめどに新開発の協働ロボットを発売すると発表した。日本と欧州で先行して発売し、対象地域を順次拡大する予定だ。
新開発の協働ロボットは可搬質量が6kgでアーム長が900mm。業界トップクラスの軽量かつ省スペース設計を実現した。本体重量は17kgと軽く、移設や再配置がしやすい。コントローラーはサイズが幅440㎜×奥行き205mm×高さ135mmで重量が約6kg。無人搬送車(AGV)や自律走行型搬送ロボット(AMR)、限られたスペースへの搭載を想定する。
また、滑らかな外装設計によりほこりや汚れの付着を防ぎ、衛生的な状態を保つことでクリーンルーム環境でのコンタミネーション(汚染)を軽減する。
近年、自動化ニーズが高まる製造業に加え、ライフサイエンス分野や製薬業界でのラボラトリーオートメーション(研究室内の自動化)への適用を見据える。
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