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2021.07.28

産ロボがアートに!? 上野公園に五輪モチーフの作品が登場

作品を説明するジェイソン・ブルージュ氏

 7月28日、産業用ロボットを使った公共アート「ザ・コンスタント・ガーデナーズ」が都内の上野恩賜公園(上野公園)に登場した。手掛けたのは、先端技術とアートを組み合わせて作品を作る英国ロンドンのアート集団ジェイソン・ブルージュ・スタジオ。

 禅寺の枯山水庭園をイメージして敷き詰められた砂利に、産業用ロボットが砂紋を描く。
 「描く模様は『東京五輪2020』をイメージしたもの。陸上や体操など各競技のアスリートの動きを、人工知能技術により砂紋に変換した」と同スタジオ代表のジェイソン・ブルージュ氏は言う。日替わりで、毎日新たな砂紋が描かれる予定だ。
 作品に使われているロボットは4台で、以前自動車工場で稼動していた中古のロボットを活用した。

 同展示は東京五輪・パラリンピックに合わせて東京都などが実施する文化イベントの一つで、公開は9月5日まで。展示場所は上野公園内の竹の台広場。入場や鑑賞は無料。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)


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