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2020.07.22

市販ロボに力触覚付与、繊細な遠隔作業が可能に/モーションリブ

 モーションリブ(川崎市幸区、溝口貴弘最高経営責任者<CEO>)は7月17日、ロボットに力触覚機能を付与する汎用集積回路(IC)チップ「AbcCore」を使い、市販の協働ロボットを遠隔操作するシステムを開発したと発表した。

市販の協働ロボットによる遠隔操作のデモ

 離れた場所に設置した2台のロボットを同期させれば、遠隔地にあるロボットが触れている物の感触を感じながら、手元のロボットを操作できる。繊細な力加減が必要な作業も遠隔で容易にこなせる。

 市販の協働ロボットを使うことで、専用装置を開発する場合と比べ、短期間で安全な遠隔操作ロボットシステムを構築できる。

 同社は2016年に創業した慶応義塾大学発のベンチャー企業で、まずは慶応大学が運営する産学連携の協議会「リアルハプティクス技術協議会」の加盟企業向けに、共同開発の一環として同技術を提供する。

(ロボットダイジェスト編集デスク 曽根勇也)

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